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冨永浩「第二のゴルフ人生を送れるだけで幸せ」

20位タイからスタートしたシニアルーキーの冨永浩が、この日最少スコアとなる「68」をマークして5位タイに浮上した。「途中のボードで上位がのびてないのは分かっていました。5位で最終日を迎えますが、そんな(優勝だなんて)大それたことは考えていません」と謙虚に話す。

10歳で始めたというゴルフを、大学卒業後の留学先で再開。「アメリカに6年(83~89年)いました。アマチュアの時は、全米オープン予選会に通過し、全米アマに出場しました。ゴールデンステイツ(カリフォルニアツアー)やカナダツアー、オーストラリアンツアーといった試合に参加しながらゴルフしていました。2~3勝はあげられましたよ」。

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85年、全米オープン予選を見事突破し、本戦出場、さらに同年、全米アマチュア選手権にも予選1位通過で出場した経歴を持っている。その後プロ転向し、カナダツアーや豪州ツアーにも参戦。88年に帰国し、JPGAプロテストに合格すると、翌89年の「フジサンケイクラシック」で国内ツアーデビューを果たした。

自身の手本となる選手に質問が及ぶと、「ルーク・ドナルドダスティン・ジョンソン
コースマネージメントが参考になります。具体的なシニアツアーの目標は特にないけど、一日でも長く試合に出たい。米国、欧州(シニアツアー)は、もし機会があれば参加したいけど、まだアメリカのレベルではないかな」と控え目だが、いずれは世界へ出ていくことも夢見ている。

「こうして第二のゴルフ人生を送れるだけで幸せです。シニアツアーはすごく楽しい。昔はゴルフが出来ることを当たり前に思っていましたが、改めてゴルフが出来ることに感謝しています」。明日の最終日、上位で争うことに刺激され、海外で培われた冨永の真の強さは目を覚ますのだろうか。(兵庫県・吉川町/糸井順子)

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2011年 皇潤カップ日本プロゴルフシニア選手権大会



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