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丸山茂樹 左肩腱断裂で2020年の出場が白紙に

丸山茂樹が22日、左肩の腱断裂のため2020年シーズンの試合出場が白紙の状態であることを明かした。11月にプライベートでプレーしていた際に痛めた。「来年は1年かけて、けがとの闘い。試合のことは考えられなくなってしまった」と話した。

痛みは「袖に腕を通すのが大変」と私生活にも支障をきたすレベルだという。ハーフショットなど軽いスイングはできるが、左肩は水平より高く上げられない。治療法について「内視鏡で開けると、数カ月固定しないといけない。地道なリハビリ生活を選んだ」と説明し、年明けに再生医療のPRP療法を受ける。治療次第では「動くようになるかもしれない。何でも試さないと」と回復に向けあらゆる手段を探しているが、「治る保証はない」と不透明な状態だ。

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国内ツアー10勝、米ツアー3勝の丸山は、慢性的に痛めていた左手親指の手術後、握り方をベースボールグリップに変えるなど復帰に向けて奮闘していた。9月のシニアツアー「コマツオープン」で、2016年のレギュラーツアー「ANAオープン」以来3年ぶりにツアー競技に復帰したシーズンに、またしても悲劇に襲われた。

それでも「明るく生きていないとやってらんない」と同日に都内で開催したイベントでは子どもたちを笑顔で盛り上げた。1998年のプレジテンツカップをきっかけに立ち上げた「一般財団法人 丸山茂樹ジュニアファンデーション」は2019年から21年までの3年間、PGAツアー(米国男子ツアー)から寄付金や米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」の招待券など、サポートを受ける。当分はジュニア育成など指導に力を入れるとともに、リハビリ生活の日々となりそうだ。(編集部・石井操)

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