今季から初めてクロスハンドで戦う

ツアー通算1勝の岡山絵里は1アンダーの3位タイ発進。アンダーパーが6人と難しい高速グリーンで31パットにまとめた。今季開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」の途中からパターの握り方を初めてクロスハンドにし、「自信を持って打てるようになってきた。怖いと思わなくなった」。

パットに苦悩して試合中にクロスハンドを試したのはキャディの助言から。「クロスハンドは初で、どこが悪いか自分でもなかなかわからない」。自らのパッティングをスマートフォンで撮影し、ストロークや握り方をジョーダン・スピースや女子元世界ランク1位リディア・コー（ニュージーランド）、米女子3勝コ・ジンヨン（韓国）らの動画と照らし合わせた。

「自分の何が悪いかをチェックしながらやっています」。今季4試合でパーオン率は76.9231％の全体3位だが、平均パット数は32.3077（1ラウンド当たり）で全体91位。「今週やっとフィーリングが合ってきましたね」と珍しく声も弾んだ。（静岡県袋井市／林洋平）