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ひとり高地トレーニング?花粉症と女子プロの戦い

気温が上がるにつれて、花粉症に悩む人も増加するが、プロゴルファーもその例外ではない。国内女子ツアー「Tポイントレディス」(3月16日~18日、茨木国際GC)でも、マスク姿で練習する選手が20人近く見られた。

昨年の賞金ランキング49位の下川めぐみは、試合中もマスクを手放せなかった。「くしゃみも突然くるし、目もかゆい。一昨年までマスクをしないようにしていたが、本当に苦しくて」。茨木国際GCは最も低い2番ティが海抜70mで、最も高い17番ティが同200m。高低差130mとアップダウンが激しいだけに「マスクでプレーしていると、ひとりだけ高地トレーニングをしているみたいなんです」と笑った。

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薬の処方に関して日本薬剤師会に問い合わせた結果、ドーピングに違反すると返答を受け断念。「マスクを着けていると感覚が変わってしまいます。パットも含めて全ショットに影響します」。難しいコンディション下でも予選を突破し、34位でフィニッシュ。34万6500円を獲得したのはプロとしての意地に違いない。

「検査を受けたら、ほとんどの項目でアレルギー反応がありました。できるだけ花粉を体に入れないようにするしかない。向き合っていくしかないですね」と、半ばあきらめ顔だ。

ちなみに日本女子プロゴルフ協会(LPGA)には、サングラスなどをしていると「選手の表情がよく見えない」とギャラリーから“ご意見”が届くという。プロとして見られることを意識するとマスクをしないことがベスト。ただ着用しないと、プレーどころではなくなるという花粉症患者としての辛さもまた、現実だ。

現在はスギ花粉の最盛期で、ヒノキ花粉も舞い始めている。秋口にはブタクサ花粉症もある。プロたちと花粉との戦いはまだまだ続きそうだ。(玉木充)

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