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台風の仕業で想定外 伸びたラフは入れたら出すだけ?

◇国内女子メジャー第2戦◇日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 3日目(10日)◇登別カントリー倶楽部(北海道)◇6750yd(パー72)

予選カットラインは8オーバー。これは、今大会直近7年での予選カットのワーストスコアを更新した。

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8月に北海道を相次ぎ襲った台風の影響で、コース内に芝を刈る機械を入れることができなくなり、想定の100ミリを超えて150~160ミリまで伸びた深いラフと、狭く絞られたフェアウェイが選手たちを苦しめている。

2日目を終えて通算1アンダーの2位につけた申ジエは「足の裏から冷や汗が出るくらい緊張する」と形容する。「このコースはダブルボギーもすぐ出るし、1ホールでスコアのアップダウンが大きい。フェアウェイも軟らかいし、本当に疲れます」と、心身ともにタフな戦いを表現した。

飛距離があっても、攻略が容易になるわけではない。フェアウェイは一貫して狭く、少数のロングヒッターしか踏み入れない区域のラフは、より深く立っている。

日本ツアーで3度の賞金女王に輝いたアン・ソンジュ(韓国)は、初日の「76」の後、2日目には1バーディ、10ボギーの9オーバー「81」をたたいて予選落ち。2011年の「ダイキンオーキッドレディス」3日目の「80」を下回る、日本ツアーでのワーストスコアとなり、2日間で姿を消した。

通算8オーバーでかろうじて予選通過を果たした渡邉彩香は、困ったように首を振った。「結果的には(ティショットを)アイアンで刻んだ方が良かったのかもしれないけど、そうしたら(ロングヒッターの)私の持ち味が出ないし…」。

予選ラウンド2日間の平均スコアは「76.4253」。開幕前、賞金ランクトップに立つイ・ボミ(韓国)が語っていたのは、「マネジメントはない。ラフに入ったら出すだけです」というシンプルな割り切りだ。まずはラフに入れないこと。ラフに入れたら、無理をしないこと。決勝ラウンドでも、中途半端な欲を持つことが最も危険と言えそうだ。(北海道登別市/今岡涼太)

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2016年 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯



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