ショットに苦しみながらもアンダーパーグループに食い込んだ横峯さくら

宮城県にある利府GCで27日（金）、国内女子ツアー「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」が開幕。前週の「マンシングウェアレディース東海クラシック」で今季2勝目を飾った横峯さくらが4バーディ、3ボギーの「71」で回り、首位に2打差の3アンダー3位タイ。2週連続優勝に向けて上々のスタートを切った。

しかし、順位とは裏腹に表情は浮かない。「ショットの状態があまり良くない。ラッキーもあったりしてアンダーで回れた」。持ち球のフェードが右に戻らず、そのまま左に抜ける悪癖も目立った。「最後の3ホールは、全体的にフェードしてくれなかった」と16番、18番で立て続けにボギー。

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しかし、その間に“ラッキー”が挟まった。17番では、グリーン右手前のカラーから約10ヤードをウエッジでチップインバーディ。硬いグリーンと深いラフに風も加わり全体的にスコアが停滞する中で、わずか8人のアンダーパーグループに食い込んだ。

「たぶん、体が止まってクラブがあとから来てしまう感じになっていると思う。振り切れていない」と、フェードが戻らない原因は理解している。「疲れ？多少はあるかもしれないけど、そんなこと言ってられないです。明日は、優勝争いができる位置にいられることが目標」と前を向き、2ストローク先にいる宮里藍とテレサ・ルー（台湾）の背中を追う。（宮城県利府町／塚田達也）