昨年プロテスト合格の城間絵梨が、20歳の誕生日に7位タイの好発進

千葉県のカメリアヒルズCCで27日（木）、国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ」が開幕。上位でバーディ合戦が演じられる中、昨年プロテスト合格の城間絵梨が4バーディ、1ボギーの「69」で回り、3アンダー7位タイとその一角に食い込んだ。

前半12番でボギーを先行させるも、直後の13番（パー3）で4メートルのチャンスを決めて流れを掴む。16番、さらに18番（パー5）とバーディを重ねて後半に折り返すと、終盤8番（パー5）では3打目のアプローチを2.5メートルに寄せてバーディ。最終9番（パー3）も1.5メートルのパーパットしっかりと沈め、上位に踏み留まった。

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今季は15試合に出場し、予選通過は5試合のみ。36位タイで終えた3週間前の「ヨネックスレディス」を最後に、ここ2試合は予選落ちが続いていた。一転しての好内容について、「ショットとパットの練習をいっぱいした」と振り返る城間。大まかな表現の言葉の中には、これまでとは違った意識改革が込められていた。

「これまでの練習では、ショット（の球筋）に対して良し悪しを決めていたけど、コース上でトラブルがあると立て直せなくなる」。その改善策として、ショットの結果よりも、その過程と感覚を重視。「自分の中で“決まり”を作り、それを見つけようとした」。その結果、見いだしたのは「肩を回して、体重移動をして、体を使ってしっかりと振り抜くこと」。その成果が、早くも今年2回目の60台ラウンドという結果に繋がった。

この日は、城間の20歳の誕生日。「頑張って、良い誕生日にしたいと思っていた。今日やって良かったことを、4日間やっていきたい」。自身のメモリアルデーに掴んだ手応えを、2日目以降のプレーへと繋げる。（千葉県袖ヶ浦市／塚田達也）