11mバーディでスイッチオン 桑木志帆は全英女子→国内メジャー“連勝”へ「燃えています」
◇国内女子メジャー◇ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 3日目(12日)◇片山津ゴルフ倶楽部 白山コース(石川)◇6755yd(パー72)◇晴れ(観衆5023人)
終盤17番(パー3)で流し込んだバーディパットの距離は「11.3mです」と細かく記録している。沸き立つ大ギャラリーの中心でガッツポーズを作った桑木志帆はこの瞬間、スイッチが入る感覚があったという。8月「AIG女子オープン(全英女子)」に続き、国内メジャーで“連勝”を飾る快挙へ膨らむ期待。初日を4位で終えた時は「まだ初日なので。おとなしくします」と笑ってかわしたが、トーンが変わった。「燃えてはいます」
5バーディ、2ボギーの「69」で首位と1打差2位に浮上するラウンドを支えたのは、自信を取り戻したショット面。2日目のラウンド後の練習でひらめきがあったことを明かす。トップが下がり気味になり、持ち球のフェードが思うように打てていなかった状態を岩本砂織コーチのドリルで修正。少しコンパクトなスイングを意識することでミート率も改善した。
1番(パー5)で7mを沈めてバーディを先行。左サイドのフェアウェイにそびえる木が厄介で、難度3番目だった4番は1Wショットを右ラフに入れてボギーを喫したものの、6番で2打目をピンに絡めて取り返した。
グリーン手前のラフからの寄せがオーバーした13番(パー3)で後退しかけても、ティイングエリアが大きく前に出された16番(パー5)のチャンスホールを逃さず2オン2パットのバーディ。このイーグルパットがカップに届かなかった悔しさを、17番でロングパットをしっかりと打ち切って晴らしてみせた。
トップに立つ勝みなみ、6アンダー4位につける山下美夢有と竹田麗央ら米ツアー勢との優勝争いに向け、予選ラウンドで抱えていたショットの不安を払しょくできたことは大きい。同一年の海外&国内メジャー優勝(日本人選手)は1977年の樋口久子と2019年の渋野日向子だけ。海外→国内とメジャー連勝を飾れば、樋口以来49年ぶりの快挙だ。(石川県加賀市/亀山泰宏)