1000万円エース再現ならずも…小野ひろむは縁ある舞台を反攻のきっかけに
◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 初日(25日)◇カメリアヒルズCC(千葉)◇6699yd(パー72)◇雨(観衆1331人)
1年前、15番(パー3)でエースを達成してツアー史上最高のホールインワン賞1000万円をゲットしたのが小野ひろむだった。ことし1000万円が懸けられているのは4番パー3。すると28歳が6Iで放ったティショットはピン方向へと向っていく。ピン手前に着弾するも、カップをかすめて奥2mへ。惜しくも1年前の“再現”とはならなかったが、雨が降り続く中で3バーディ、2ボギーの1アンダー「71」と上位発進を決めた。
今季はQTランキング48位で出場も、第1回リランキングで71位に沈んで中盤戦は下部ステップ・アップ・ツアーが主戦場となる。ただ、144人が出場する本大会は22日(月)に出場権がおりてきた。「思い出のある試合。良いプレーができたので、この試合をきっかけにしたい」と気合十分で臨んでいる。持ち球はドローながら、今季序盤は曲がり幅が強くなりがちだったティショットの改善が好スタートの要因。曲がることを受け入れてターゲットを右寄りに置いてみると、より振れるようになりって本来の球筋が戻ってきたという。
早稲田大出身のプロ11年目。本名は「祐夢」だが読み方が難しく、もっぱら「小野ちゃん」と声を掛けられる。そこで「もう平仮名にしよう」と、ことしから「ひろむ」に登録名に変えた。その意味でも、結果を残して存在感を示したいところ。もちろん戦いの舞台をふたたびレギュラーツアーへと戻すため、「リランキングは1試合でも上にいける可能性もある。大事にいきたい」。一打で1000万円を稼いだ28歳は、目の前の1試合で局面を変えられると信じている。 (千葉県袖ケ浦市/中村文香)