大好きなコースで最高のフィナーレへ 申ジエが56位から優勝争いに名乗り
◇国内女子◇ブリヂストンレディスオープン 3日目(23日)◇袖ヶ浦CC 袖ヶ浦コース(千葉)◇6732yd(パー72)◇曇り(観衆4657人)
今週の舞台、袖ヶ浦CC 袖ヶ浦コースから車で約20分。申ジエ(韓国)は同じ千葉市内の新袖コースで開催の「ニチレイレディス」で圧倒的な強さを誇り、3連覇(14~16年)を含む大会最多の4勝をマーク。しかし、申は言う。「新袖はとても好きですが、もともと好きなのはこのコースなんです」
そんな言葉を裏付けるかのように、56位から出た第2ラウンドで4連続を含む9バーディ、2ボギーの猛チャージ。首位に3打差の通算5アンダー4位にジャンプアップし、王手をかけるツアー通算30勝の永久シードを視界に捉えて最終日を迎える。
袖ヶ浦と新袖の両コースに共通するのが、選手に強いプレッシャーをかける小さなグリーン。「アイアンの距離感がとても大事」だからこそ、ツアー屈指を誇るショットメーカーの強みが生きる。この日のパーオン率83.3%はフィールド1位に並ぶ。最も長いバーディパットで約6mというから、ピンそばについたチャンスを次々と決める18ホールは観衆にとっても見応え十分だったろう。
大雨により第2ラウンドの競技途中で中止となった前日は近郊の練習場に向かったほか、コース攻略に向けたイメージトレーニングに時間を費やしたという。18ホールの攻略ルートをしっかりと頭に刻み、実践した。
この日の「65」はコース記録に並ぶビッグスコア。「1mほどのパットを2つくらいミスした」だけに、レコードを塗り替える可能性も十分なプレー内容だった。更新に1打届かなかったことを聞き「残念! でもあした、もう一日あるので良かったです」とニヤリ。大好きな袖ヶ浦の記録を上書きし、念願の永久シードを手にする歓喜の瞬間はすでにイメージできている。(千葉市緑区/塚田達也)