“一流プロ”への持論とは 吉田鈴が地元で初タイトルへ望み
◇国内女子◇ブリヂストンレディスオープン 3日目(23日)◇袖ヶ浦CC 袖ヶ浦コース(千葉)◇6732yd(パー72)◇曇り(観衆4657人)
後半8番(パー3)のバーディは、22歳の修正能力が凝縮された一打から生まれた。7番アイアンをしっかり振り抜き、146yd先のピンそば30cmに絡めるスーパーショット。吉田鈴は上がり2連続で伸ばす「70」で優勝争いに踏みとどまり、首位に3打差の通算5アンダーで初タイトルに望みをつないだ。
グリーンを狙う場面において、最近は大きな番手を使ったコントロールショットを軸にしていた。この日は「上体の力のほうが大きくなってしまって」左右に曲げるシーンが目立ったという。1バーディ、1ボギーで折り返した後半は「小さい番手でしっかり打つように変えて」ショットが改善。3番以降に3バーディを集中させ、4位スタートから沈みかけていた順位を再び押し上げた。
そんな柔軟な思考はトレーニングの変化にも見て取れる。昨年の秋ごろからは自身がトレーニングメニューを組み立て、下半身の強化に注力。「なにが自分に向いているかを探りながら、いろいろなものをチョイス」し、現在は10を超えるメニューをこなす。オフシーズンを中心に筋力アップに励む選手が多い中で、「それって一時的なものだと思っていて。暇な時間に1年かけて筋力を大きくするためにしている」。悪天候で第2ラウンドが中止になった前日も約2時間のトレーニングを行った。
昨シーズン終盤から1Wのヘッドスピードが1m/sアップし、キャリーも10ydほど伸びたという。以前まで「220ydいかなかった」というキャリーは230ydに達し、「周りからも飛距離が伸びたね、と言われるので実感はある」と表情を緩ませる。
「最終的にはスイングとトレーニングのメニューを自分で考えらえるようになるのが一流の選手だと思っている。そこにたどりつくために今はやっている感じです」。トッププロへの強い信念を胸に秘め、まずは地元大会で大きな一歩を踏み出す。(千葉市緑区/塚田達也)