2026年 日本プロゴルフ選手権大会 センコーグループカップ

最年少“グランドスラム”なるか 蝉川泰果は初日100位からツアー史に残る大まくりVへ

2026年 日本プロゴルフ選手権大会 センコーグループカップ 3日目 蝉川泰果
“最後のピース”を狙う25歳の蝉川泰果は6位で最終日へ(C)JGTOimages

◇国内メジャー初戦◇日本プロゴルフ選手権 センコーグループカップ 3日目(23日)◇蒲生ゴルフ倶楽部(滋賀)◇6991yd(パー72)◇曇り(観衆3167人)

25歳の蝉川泰果が史上最年少での4冠を視界に捉えた。1イーグル4バーディ、1ボギーで3日目のベストスコアとなる「67」をマークし、首位と3打差の通算10アンダー6位に浮上。大会95年ぶり2人目のアマチュア制覇を遂げた2022年「日本オープン」、23年「日本シリーズJTカップ」、25年「BMW 日本ゴルフツアー選手権」と積み重ねてきた日本タイトルのラストピースに近づいた。「4冠も懸かっているのはすごく意識している。この(日本プロの)チャンスは年一回だけなので、ぜひものにしたい」と力を込めた。

「中日クラウンズ」での途中棄権、前週「関西オープン」での予選落ちを挟んで4月「前澤杯」以来、3試合ぶりに迎える週末。強風が吹き荒れようと、2番でボギーが先行しようと、「一番は楽しむことを意識しました」。どこか気持ちは穏やかだった。

5番でバーディを奪い返し、6番でビッグプレーが飛び出す。アゲンストが吹きつける573ydはパー5ながらこの日難度5番目だったホールだ。2打目は285ydも残っていたが、「振り回せば(キャリーで)290ydいきます」と飛距離面で全幅の信頼を置く3Wで右からの向かい風を切り裂く2オンに成功。5mを鮮やかに沈め、このホール唯一のイーグルを決めた。

予選落ちした前週に得たものがあった。「木、金だけメンタルトレーナーさんに来てもらって、いろいろと話を聞いた。それがこの2日間のラウンドに結び付いた」。ショットごとにシチュエーションに対する距離感、球筋のイメージを素振りから明確に出すことを指摘され、練習場から徹底するようになったという。同じミスを繰り返さず、苦しい場面でも崩れずに巻き返していく力強いプレーは決して偶然ではない。

2オーバーだった初日100位からの逆転となれば、ツアー史上3番目のカムバックV(詳細な記録が残る1985年以降)。大まくりを完遂して快挙に花を添える。(滋賀県日野町/亀山泰宏)

<日本タイトル4冠>
達成年齢/選手名/内訳

30歳358日/中嶋常幸/日本プロ(1977)→日本シリーズ(82)→日本マッチプレー(83)→日本オープン(85)
31歳175日/村上隆/日本マッチプレー→日本オープン→日本プロ→日本シリーズ(すべて1975)
34歳151日/片山晋呉/日本シリーズ(2000)→日本プロ(03)→日本オープン(05)→日本ツアー選手権(07)
41歳32日/青木功/日本プロ(1973)→日本マッチプレー(78)→日本シリーズ(78)→日本オープン(83)
42歳110日/尾崎将司/日本プロ(1971)→日本シリーズ(71)→日本オープン(74)→日本マッチプレー(89)
43歳138日/尾崎直道/日本シリーズ(1988)→日本マッチプレー(90)→日本プロ(99)→日本オープン(99)

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