「確実に老いてきていますけど」18位発進 49歳・不動裕理が約1年9カ月ぶり予選通過へ
◇国内女子◇ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 初日(7日)◇茨城ゴルフ倶楽部西コース(茨城)◇6718yd(パー72)◇晴れ(観衆4648人)
強まる風と硬さを増したグリーンで難度がグッと上がった午後組で、不動裕理は踏ん張った。スタートの10番、413ydと長い14番などで4ボギーをたたいたが、3つのパー5でバーディを奪う。12番は115ydを9Iでベタピンに絡め、強いフォローの17番は2打目をグリーン手前まで運んで約40ydを1mにつけ、5番は8mのロングパットを決めた。
最終9番もしびれた。強いフォロー、フロントエッジまで140yd強、奥ピンまでは170yd。「直接乗せたら止まんないし、グリーン手前でクッションを入れるイメージで」。6Iの2打目はエッジ前後にキャリー。それでも止まらず奥エッジにこぼれたが、8ydを1m強に寄せてパーで締めた。
1オーバー「73」は首位と5打差18位。「疲れました。珍しく緊張するゴルフが続いたんで。(1つ落とすと)どこまで行くかわからないコースですし」。少し自虐的ジョークを交えた口ぶりがうれしそうだ。
ツアー通算50勝の永久シード選手が、今年10月14日に50歳になる。故障知らずの“無事これ名馬”が「体にハリが出てきたり。今までは寝たら治っていたのに。ゼロだったのが、そうじゃなくなって」とこぼす。誰もが通る道を「確実に老いてきています」と受け止め、トーナメントには簡易タイプのマッサージ器を携帯する。
ゴルフの内容も少し変わって来た。「反応が遅いというか。イメージと(体の)動きにズレがあるというか。それをどうするか、いま学んでいるところです」。一方で、クラブへのこだわりはもちろんある。新しいドライバーのタイトリスト「GT3」(ロフト角8度)に新たなシャフトのUSTマミヤ「LIN-Q(リンク)PowerCoreホワイト」を挿し、大会直前の2日間の試し打ちで即投入。56度のウェッジのシャフトも4月「KKT杯バンテリンレディス」予選落ちを機に、数年前まで使用していたものに変更。この日のプレーにつなげた。
2024年8月「北海道meijiカップ」以来約1年9カ月ぶり、国内メジャーでは22年の本大会以来4年ぶりの予選通過へ。2日目は早朝午前7時10分スタートで、この日ほどは風に苦労しない可能性が高い。「今日、午後でしたからね。公平です」とコースコンディションにも期待して、コースを後にした。(茨城県つくばみらい市/加藤裕一)