課題がクリアになった時、全盛期の強さが戻ってくるのか

「ヤマハレディースオープン葛城」初日を2位タイで終えた不動裕理は、優勝よりも先に「まずは最終日をうまくプレーすることを目標にやっています」という目標を口にしていた。「毎週ベスト10には頭を出しているけど、あとは全身が見えるようになりたい。すぐに消えちゃうから・・・」。

首位に6打差で迎えた最終日、出だしの4ホールで3バーディを奪い、チャージの予感を漂わせる。だが、「ここはインコースがちょっと苦手。全てのティショットが嫌なんです」という後半は全てパーにとどまり、最終的に3バーディ、ノーボギー。8位タイで終える結果となった。

「ノーボギーだったので、とりあえずは良かったです。ギリギリ合格にはなったとは思います」と課題の最終日に及第点をつける一方、「あとは何ですか？ 私に足りないのは。 やっていると分からないんですよ」と、苦笑しながら報道陣に問いかける一面も。常勝を誇り一時代を築いた不動にも、抱える悩みは多いようだ。

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