その目で見たかったホールインワン 六車日那乃「コンタクト、忘れちゃった…」
◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 初日(17日)◇熊本空港CC(熊本)◇6595yd(パー72)◇晴れ(観衆3389人)
ギャラリーがわき立つ様子を、実は疑いの目で見ていた。後半8番(パー3)、5UTでのティショットはグリーン奥側に立つピンに重なった。「良いショットが打てた」という感触そのままにボールはカップの中へ。六車日那乃は「入るところが見えなくて。オーバーしたと思ったので。『本当に?』って感じで…」とホールインワンを信じられずにいた。
視力は1.0あっても、23歳はショットの落ち際を見失うのが悩みだったという。「去年からずっと見づらくて、今年は自分のボールが見えるようになりたいなと思って」、このオフに試合用のコンタクトレンズを作った。ところが、この日はあいにくホテルに忘れてしまい…。ツアーではアマチュア時代の2022年「大東建託・いい部屋ネットレディス 」以来2回目、生涯5回目のエースの瞬間を残念ながら見落とす羽目になった。
続く最終9番(パー5)でティショットを左に曲げたところからトラブルが相次ぎ、5オン2パットのダブルボギーをたたいた。1ケタ順位でフィニッシュできたはずが、「71」で1アンダー21位。残念な締めくくりでも気持ちはポジティブで、「(エースよりも)先にダボが来たと思って、ちゃんとホールインワンを喜びたいです」と、おっとりと話した。
プロ2年目の今季は開幕戦から4試合連続で予選落ち。「どこまで続いちゃうんだろう…」という不安は先週の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」で3日間戦えたことで払しょくした。「良いショットや、できたと思うところが徐々に増えていって(予選を)通過できた。前向きにできるかなと思います」。2日目の朝はまず、持ち物をバッチリ整えたい。(熊本県菊陽町/桂川洋一)