“黄金世代”は今年度28歳に 山路晶は同世代のプロとタッグで初勝利へ
◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 初日(17日)◇熊本空港CC(熊本)◇6595yd(パー72)◇晴れ(観衆3389人)
スタートホールの1Wショットが林の上を越えていく。左ドッグレッグの10番、アグレッシブな山路晶の攻めは鮮やかなバーディ発進に繋がった。2打目の残りはわずか95yd。ロフト54度のウェッジで2mのチャンスをつくり、ラウンド全体に勢いをもたらした。
積極性を保ちつつ、プロ7年目のシーズンは「無謀なことはしなくなった」実感がある。このオフ、数年前に挑戦したフェードボール主体のゲームづくりに再度取り組んだ。「ドローに戻して、迷った時期があったんですけど、やっぱりちゃんと決めて」。新たな気持ちで一年を迎えた。
開幕戦から2試合続けて予選落ちした後、「アクサレディス」から27位、30位、29位と成績は安定し始めている。「ここ数年はなかったくらいショットの調子がいい」と、この日はボギーなしの「67」、5アンダー2位で滑り出した。今大会は欠場者が出たのを受けて14日(火)に出場が決定。2018年の「マンシングウェアレディース東海クラシック」を制した香妻琴乃以来、ツアー3例目となる待機選手からの繰り上がり優勝がかかる。
ことしは下半身を中心としたトレーニングに精を出している。以前から会員だった、全国展開するフィットネスクラブに、改めて通い詰めるようになったのは「年齢的に疲れるというのもある」から。畑岡奈紗、渋野日向子らと同じ“黄金世代”は来年3月までにみな28歳になる。
9月10日が誕生日の山路の隣には今週、これまた同世代のプロがいる。およそ2年ぶりに、仲良しの田中瑞希にキャディをお願いした。「ラインも読んで、風も教えてくれて。めっちゃキャディしてくれる」。熊本出身の相棒は頼りになることこの上ない。
本大会は山下美夢有が勝った2021年から5大会連続で初優勝者が誕生。「ティショットでたまにちょっと嫌なとこがあったりするけれど、そこをなんとか乗り切れれば嫌いなコースでもない」と意気込む。「落ち着いてできた」一日を残り36ホールに繋げる。(熊本県菊陽町/桂川洋一)