勝利を呼んだ!? 笠りつ子が優勝5日前に書いていた“謎のメモ”
◇国内女子◇アクサレディスゴルフトーナメントinMIYAZAKI 事前(26日)◇UMKCC(宮崎)◇6539yd(パー72)
前週「Vポイント×SMBCレディス」で5年ぶりの復活優勝を飾った笠りつ子がしきりに首をひねる。「なんなんでしょうね、これ。(前週の大会前に)なんかケータイにメモを書いてたんです」。そう言って手にしたスマホには簡単なメモが残っていた。
「己との戦い」
書かれた日付は大会開幕2日前の17日(火)、時間は早朝5時42分。最終日最終18番までもつれ込んだ激闘の末、佐久間朱莉、神谷そら、菅楓華という昨季年間ポイントレース1、2、4位の“最強トリオ”に競り勝ったのだから、実にかっこいいエピソードのはずが…本人はピンと来ない。普段からゴルフについて書き込んでいるのかと思いきや「いや、だっていつもは“ふりかけ”とか…。買う物(のリスト)を書くぐらい」。ただ、今季の目標に掲げる「挑む」という思いを、別の言葉で書き留めていたのかもしれない。
優勝当日、熊本の同郷の先輩・古閑美保が現場に応援に来てくれていたことも、終わった後にマネジャーから聞かされ、慌てて電話をかけた。「おめでとうって言ってもらいました。いつも“あんたからゴルフとったらどうなるの!”って言われてて…」と敬愛する“姉貴分”に報告できたことを喜んだ。
38歳。優勝インタビューでは「もうすぐ40歳になるでしょ?同年代でみんなは結婚して子どもがいる。女性の“リミット”もあると思う」と“第二の人生”について揺れる心境を吐露していたが、この日は整理した気持ちを語った。「シーズンの早い時期(3戦目)に勝てて、今年と来年の2年分(の出場権を取得できた)なので、お得です。この2年が楽しみ。もっともっと稼ぎたいし、もう一つ勝って、夏休みが欲しい。ハワイに行きたいです」。ベテランがいつもの“陽キャ”に戻り、まずは2016年シーズン以来2度目の年間2勝を目指していく。(宮崎市/加藤裕一)