2026年 アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI

今季ツアー初戦の大山志保 5月に49歳も「負けたくない。出る以上は優勝したい」

2026年 アクサレディスゴルフトーナメントinMIYAZAKI 事前 大山志保
「こんな感じ?」とリクエストに応えて“指ハート”を作ってくれた大山志保

◇国内女子◇アクサレディスゴルフトーナメントinMIYAZAKI 事前(26日)◇UMKCC(宮崎)◇6539yd(パー72)

プロ27年目で5月には49歳になる。地元・宮崎出身でもあり主催者推薦で今季ツアー初出場になる大山志保は「歳のことはあまり考えてないんですよね~」と笑った。

「だって、昨年が(ドライバーショットは)一番飛んでいて。でも、今年1月に“スイングを変えよう”と思ってやってみたらうまくいかず、今は4年前のスイングに戻そうとしてる最中なんです」。その表情も語り口も“限界”を意識している選手のそれではない。

2026年 アクサレディスゴルフトーナメントinMIYAZAKI 事前 大山志保
年齢を感じさせないシャープなスイング

病名は明かさないものの「治療法が確立していない」という難病に侵されていて、2022年11月に同年6月からの「トーナメント特別保障制度」(公傷制度)を申請。適用後の23年6月には異例の1年間延長措置も受けた。制度満了後のツアー出場は、24年が1試合、昨年が2試合のみで、いずれも予選落ちに終わった。

体調は今も日替わりだ。「温かいとダメで冬場の方が楽」と言い、湯船には「何年も浸かっておらず」ぬるめのシャワーだけの日々を送る。薬の服用を試し、病院には「30軒以上」世話になりながら試行錯誤を重ねた。闘病前は「30~40分間」が当たり前だったランニングが軽めで5分程度、数えるほどのスクワットができるようになったことを喜ぶ。練習ができず、一時は10kg増えた体重も、好物の“スイーツ断ち”と食事の工夫で現在はベストのプラス3kgに抑えている。

「もう第2の人生を考えたら?」という周囲の意見はあるが、やっぱり辞められない。「(セカンドライフも)毎日のように考えるけど、やっぱり自分に負けたくない。人になんと言われようと、自分が納得した時に“引退”したい。ここを乗り越えたいんです」。

2026年 アクサレディスゴルフトーナメントinMIYAZAKI 事前 大山志保
地元で今季ツアー初出場の大山志保

2006年は賞金女王にも輝き、カップにねじ込む度に見せる独特なガッツポーズが人気を集めた。16年5月「フジサンケイレディス」で優勝した際には、同年4月に発生した熊本地震の被災地に賞金1440万円を全額寄付するなど、18年6月「ヨネックスレディス」までにツアー通算18勝を重ねた。「今も出る試合は、出る以上は優勝したいです」。昨年は体調不良で断念したQTにも今季は当然挑む気でいる。大ベテランは変わらぬ思いで2026年もコースに立つ。(宮崎市/加藤裕一)

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