青木瀬令奈は体重10㎏減 痛む両足と「付き合っていくしかない」
女子プロゴルファーの青木瀬令奈が、昨年11月に両足の種子骨を骨折していたことを明らかにした。18日、動画配信サービス「U-NEXT」の記者発表会に出席。昨年9月「スタンレーレディス」から、腓骨神損傷による足首の痛みのため3試合連続で欠場したが「それとは別物。オフに調べたら折れていることが発覚しました」という。
主に左足が痛み、「母指球のところに小さい骨があって、それが両方とも折れていた。長期的に負荷がかかると折れるようで、マラソン選手が折れやすいらしい」。昨年12月の時点ではフラットなコースなら問題なかったが、1月の沖縄合宿で少しアップダウンがあるコースを回ると痛みが出たという。「疲労とともにどんどん痛みがひどくなるので、試合を毎週やるようになったらどうなるのかなという状況。骨自体は治らないらしくて、付き合っていくしかない」と語った。
足の負担を減らすため、10㎏ほど減量した。「合宿の罰ゲームでいつもはスクワットしていたのも『全力素振りに変えます』って言って。減量で落ちたヘッドスピードを戻すのにとにかく(クラブを)振る練習をしていました」。沖縄に続くハワイ合宿でも対処法を考えていたことを明かした。
昨季は34試合に出場し、優勝はなく9回のトップ10入りなどでメルセデスランキングは21位。昨年に続いて今年も27日開幕の台湾ツアー競技から始動する予定。25年シーズンの目標を「複数回優勝と最終戦のリコーカップ出場、年間20位以内」と掲げる。
また、未勝利の国内メジャータイトルへの意欲は強く、9月「ソニー日本女子プロ選手権」の舞台となる茨城・大洗GCはチェック済み。「衝撃波治療という、体内の水分を使って患部に電磁波みたいなのを届けるというのをシーズン中もやることになっていくと思う。あとはマッサージをしたり、工夫をしながら治療をしたい」。32歳で迎えるシーズンは痛みと向き合いながら過ごしていく。 (編集部・石井操)