44歳のベテラン李知姫が下部ツアーで初優勝をあげた（Yoshimasa Nakano JLPGA via Getty Images）

◇国内女子下部ステップアップツアー◇山陰ご縁むす美レディース 最終日（2日）◇大山平原GC（鳥取）◇6500yd（パー72）

44歳の李知姫（韓国）が下部ツアー初優勝を飾った。沖せいら、前田陽子と並ぶ首位スタートから、5バーディ、1ボギーの「68」をマーク。後続に2打差の通算9アンダーで逃げ切った。

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李知姫は来日2年目の2001年に初奪取したシードを昨季に喪失。ツアー通算23勝の実績を持ちながら、今季はレギュラーツアーと並行し、来日1年目の2000年以来となる下部ツアーにも参戦してきた。

「去年の不調が乗り越えられるものなのか、ゴルフ生命が終わっているのか分からなくて、すごく考えました。歳の影響かもと…思ってメンタルもやられました。そのときに、所属先の社長に『少しでもゴルフをやりたかったら続けたほうがいい、あとのことを考えずに自分の気持ちで決めたほうがいい、サポートしてあげるから』と言われて、こんなに支えてくれる人がいたら頑張りたいと思いました」。下部とはいえ、2019年「KKT杯バンテリンレディス」以来4年ぶりの復活V。「またイチから頑張るのは大変でしたけど、今回の優勝は本当に大きなポイントになります」。次週は国内メジャー「日本女子プロ選手権」に歴代優勝者の資格で出場する。

通算7アンダーの2位に鬼頭さくら。ルーキーで下部賞金ランク1位を走るウー・チャイェン（台湾）が沖と並ぶ3位に入った。

＜上位成績＞
優勝／－9／李知姫
2／－7／鬼頭さくら
3T／－6／ウー・チャイェン、沖せいら
5T／－5／福山恵梨、前田陽子
7T／－3／大須賀望、成澤祐美

※配信当初は国内男子下部ステップアップツアーと記載していましたが、正しくは国内女子下部ステップアップツアーです。訂正しました。