弟に続け！好発進を決めた山下美夢有

◇国内女子メジャー◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 初日（8日）◇城陽CC(京都)◇6555yd（パー72）

年間女王レースでトップを走る山下美夢有がボギーなしの6バーディ「66」でプレー。5月「ワールドレディスチャンピオンシップ」に続くメジャー連勝へ、6アンダー好発進を決めた。

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「ショットが安定していた。ティショットが重要だと思っていたので、そのティショットがしっかりとフェアウェイキープできて2打目が打てた。そこは良かった」と振り返った。

前半12番（パー5）で76ydから58度で手前6mにつけてバーディを奪うと、続く13番でも5mを決めて連続バーディと難コースでも順調にスコアを伸ばした。

この日は稲見萌寧、上田桃子と同組。「やっぱりリズムが良いというか、稲見さんも上田さんも淡々とプレーされるので、私もそのリズムについていった」と多くのギャラリーを連れて18ホールをプレーした。

6月「サントリーレディス」優勝から9試合連続でトップ10と安定した成績を残す。

「去年だとシーズン後半になって体重が3～4キロ落ちた。今年はしっかりとキープできている」。体重が減ったことにより、10yd以上飛距離が落ちることもあったが、今年はバナナやおにぎりなどの補食で体重を維持する。

前週は弟の山下勝将（やました・まさゆき／近畿大）が男子下部ツアー「ダンロップフェニックストーナメントチャレンジ」でツアー史上7人目のアマチュア優勝を果たしたばかりだ。

「アマチュアの時は一緒に練習していて、その時は『真剣に練習やれよ』と言っていた」と笑顔。かわいい弟の成長が結果につながり、発奮材料には事欠かない。

「しっかりコースマネジメントして、パー5でスコアを伸ばしていきたい」と今季3勝目へ向けて気持ちを高めた。（京都府城陽市／玉木充）