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大西葵「今はお答えできない」 帯同キャディ交代のトラブル詳細

◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 2日目(24日)◇カメリアヒルズCC(千葉)◇6639yd(パー72)

初日(23日)のラウンド中に帯同キャディを変更した大西葵は、トラブルの詳細について「今、JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)に任せていて、いろいろ確認中のことがあるので今は何もお答えできない。すみません」と説明を避けた。メーカー担当者をキャディに起用したこの日は、3オーバー121位から「73」で回り、4オーバーの63位で予選を通過した。

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強風が吹き荒れる中、前半アウトで2バーディ、後半はボギーを3つに抑えた。「集中して風のことだけ考えていた。ボード(でカットラインを)を見た時に気合を入れなおしました」と粘り強いプレーを展開。前日途中からバッグを預けている“相棒”に「すごく助かっています。昔から知っている方なので。プレーへの影響? 友だちをキャディに起用することもあるので、そこは何も変わることなく」と感謝した。

関係者によると、大西は前日の第1ラウンドで帯同キャディと口論になり、前半18番(パー5)の第1打を放った後に別の関係者にバッグを預けた。トラブルの際に元のキャディが声を荒げるなどし、交代を申し渡された直後にコースを去った疑いがあり、JLPGAのトーナメント事業部が調査を始めた。体調不良などを理由にしたキャディの変更は認められているが、それ以外での交代は「なかなかない」(寺沢範美JLPGA副会長)事例だという。

寺沢副会長はホールアウト後の大西とクラブハウス内で10分あまり会話し、「一つひとつ事実を確認していきます」と伝えた。JLPGAのトーナメント規約・規定はキャディに対してもエチケットとマナーの順守を徹底。また、当該キャディの言動等に関する一切の責任は選手が負うものともしており、今後両者に話を聞いた上で「それ(トラブルの詳細)が(規約の)どこにあたるのか、どの違反にあたるのか」を審議する考えを示した。

違反があった場合、トーナメント事業部は規定に従って罰則を科すことがある。すでに周辺関係者に行っているヒアリングは、大西と当該キャディについては試合後の週明け以降になる見通しだという。(千葉県袖ケ浦市/桂川洋一)

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