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コースには合わせない? 稲見萌寧のセッティング哲学

◇国内女子◇住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 事前(16日)◇新南愛知CC美浜コース(愛知)◇6502yd(パー72)

前週大会で国内メジャーのタイトルをつかんだ稲見萌寧は、次の勝利で目標とする「2桁優勝」に手が届く。有言実行が現実味を帯びる中、開幕前の練習ラウンドでは「ショットが、スイング的にうまくハマっていなくて少しずれている」とテークバックを確認する動作を続けた。

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今大会に出場するのは4度目。昨年は8位タイだったが、2019年は18位タイ、18年は22位タイ。「伸ばし合いについていけていなくて、上位というイメージはない」と今一つさえない顔を見せる。

「ドッグレッグとか、刻む難易度がすごく高い。ティショットでミスしたときも、狙い方が難しい」とコースの難しさを踏まえつつ、さらに悩ましいのが「ショートホールに合う番手がなかなかない」という事情。

風の吹き方や距離に合わせて事前にユーティリティやウェッジの本数を増やしたり減らしたりする選手も多いが、稲見はあまり手を加えるタイプではないという。「色々なことをしたほうが良いという感覚がないというか、一つのことを極めた方が早いって思ってしまっている。いろいろして、全部中途半端になるのは嫌」

これまでも求められる距離と番手が合わないコースはあった。その都度、振り幅を変えるほか「しょうがないってあきらめるかっていう感じ」で対応してきたという。台風の接近情報もあり「その場、その場で頑張るしかないのかな」と対応力で乗り切る考えだ。(愛知県美浜町/石井操)

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2021年 住友生命 Vitality レディス 東海クラシック



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