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あわや2打罰!三塚優子、パワー強化が裏目に出た!?

2008年の国内女子ツアーが開幕して4試合目を迎えているが、昨年使用してきたクラブが合わず悩んでいる選手がいる。昨年ツアー1勝を挙げた三塚優子だ。高校生のころまで、体の線が細く、体力不足に悩んでいた三塚は、プロを目指す段階で筋力アップを行ってきた。そして、そのトレーニングは今シーズン開幕前のオフシーズンも例年通り続けてきた。

ところが、プロとしてツアーを戦っているうちに、その筋力は十分備わっているのだが、さらにパワーアップしてしまった。もともと飛ばし屋の三塚だが、その飛距離がさらに伸びたのはいいが、ドライバーのシャフトが合わず左に曲がる傾向が強くなってしまった。
「ヤマハレディスオープン葛城」の2日目。フェアウェイの狭い8番ホールで、恐れていた左へ曲がる球が飛び出してしまった。まっすぐに打ち出されたボールが、序々に左に曲がっていき、斜面の上の林に入ってしまった。OBかもしれない、ということで暫定球を打ったが、今度はさらに左へ。幸い1球目が見つかったのだが、OBラインまで僅か10センチ。危うく2球OBの2打罰を受けるところだった。

「いやー、また力付いちゃいましたよ。困ったなぁ」。と嬉しそうに話す三塚。開幕戦からシャフトも含め、使用クラブをどうするか悩んでいるのだが、シーズンに入ってしまうと途中で調整するも大変だということで、現在は昨年の仕様で試合に臨んでいる。しかし、三塚の場合は他の選手よりも飛ぶ分、曲がるとリスクも高くなってしまう。今大会は1打差で予選通過を果たせなかったが「次週はもっと硬いシャフトで行きますんで、見ててください」と言い試合会場を後にした。

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