ラウンドを終えて笑顔で握手を交わす永野竜太郎と尾崎将司（左）

◇国内男子◇マイナビABC選手権 2日目（27日）◇ABCゴルフ倶楽部（兵庫県）◇7217yd（パー72）

10位から出た永野竜太郎が8バーディ、ノーボギーの「64」とし、通算11アンダーの単独首位に浮上。2014年「ダンロップ・スリクソン福島オープン」以来となるリーダーボードトップで決勝ラウンドに進んだ。

＜＜　下に続く　＞＞

今週、予選ラウンドをともにしたのはツアー通算94勝の尾崎将司。41歳上のレジェンドとのラウンドはさも緊張の連続かと思いきや、29歳にとってはそうではないらしい。「ジャンボさんはユーモアがたっぷりだし、すごく面白い。良い感じで回りやすいんです」と笑顔で言いのける。

かつてはともに（株）トーシンからのサポートを受け、「食事会で一緒にしゃべった」という縁もあるが、全盛期の強さやオーラを目の当たりにしていないだけに「年齢が離れすぎているので、逆にまだしゃべれるんだと思う」と説明した。

とはいえ、ラウンド中に尾崎の迫力を肌で感じることも多い。「スコアが良いときは話しかけられないオーラがあって、すごく雰囲気が出る」と、このときばかりは表情を引き締めた。

尾崎は予選ラウンドで姿を消したが、「ジャンボさんと回っているような感じでやりたい」とツアー初優勝がかかる週末の戦いを見据えた。（兵庫県加東市／塚田達也）