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シード権ボーダーラインの選手が優勝争いに興味津々の理由

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 3日目(19日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎) ◇7027yd(パー71)

3日目を終えたリーダーボードのトップ10に、日本ツアー初参戦となる海外招待選手4人が名前を連ねた。通算15アンダーの単独首位に立つブルックス・ケプカを筆頭に、単独2位のジャスティン・トーマス、5位タイのスマイリー・カウフマン、10位タイのハロルド・バーナーIII。世界で活躍する選手たちによる優勝争いはファンの興味が注がれるが、日本ツアーで戦う選手にとっても、この4人の成績は関心ごとの一つ。それは、彼らの最終日の結果により、来週の「カシオワールドオープン」で決まる国内ツアーの来季シード争いに影響を及ぼす可能性があるからだ。

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賞金ランク上位60人には来季の通年出場資格(第1シード)、75人までには秋口までの出場資格(第2シード)が付与されるが、規程の義務競技試合数に満たない選手はシード争いのリストから除外され、その人数分だけシード獲得ラインが下位に繰り下がる。現時点でシード圏内の対象外は6人(※)おり、第1シードは62位(1365万7213円)、第2シードは81位(934万1447円)まで降りている。

仮に、現状のスコアボードのままで大会を終えた場合、優勝4000万円、2位2000万円を加えた海外勢2人が第1シードに飛び込み、そのラインは64位まで降りる。さらに64位のジョーダン・スピース、65位のワン・ジョンフンも除外対象のため、66位のチャン・キムまで繰り下がることになる。単独4位(960万円)以上で終えても第2シードの圏内に入ってくるだけに、変動する可能性は小さくないだろう。

ラインが下がれば、当然ながら恩恵を受ける選手も増えてくる。賞金ランク58位で、第1シード争いの渦中にいる香妻陣一朗もその1人。姉の香妻琴乃は今週の「大王製紙エリエールレディスオープン」で惜しくも来季シードを逃して涙したが、弟は今週の結果次第で、第1シード入りへ前進することも考えられる。

今季は対象外の選手が例年よりも多いが、その理由は、海外との共催競技が4試合(SMBCシンガポールオープン、レオパレス21ミャンマーオープン、パナソニックオープン、アジアパシフィック選手権ダイヤモンドカップ)に増加したことも一因にある。シード権ボーダーラインの選手は「カシオワールドオープン」に乗り込む前に自分の位置を確認する意味でも、明日の結果は気になるところだ。(宮崎県宮崎市/塚田達也)

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