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藤田寛之は“63”で急浮上「今年の課題は最終日」

福島県のグランディ那須白河GCで開催中の「ダンロップ・スリクソン福島オープン」3日目。藤田寛之が9バーディ、ボギーなしでコースレコードに並ぶ「63」(パー72)をマークした。単独首位の時松隆光には7打差ながら、28位から通算14アンダーの5位タイに浮上した。

予選ラウンドは初日が午後組、2日目が午前組。いずれも雨に悩まされた2日間を経験すれば、ムービングデーの穏やかな天候は快適そのものだった。アウトのトップスタートでグリーンの状態も最高。「すごく回りやすかった」と1番から2連続バーディを決めた。

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7番からは4連続の荒稼ぎ。16番で7つ目を奪うと、17番(パー3)では8mのスライスライン、最終18番(パー5)はフックの6mを読み切って3連続バーディフィニッシュ。「長いパットが入ってくれて、通常は出ないスコアになった。17番は外れたらグリーンエッジまで行っていた強さ。こういう日は入ってくれる」。前週の「北陸オープン」で師匠の芹澤信雄と一緒にラウンドし、右肩が過度に下がるポイントなどを修正。ピンチも少なく、ビッグスコアを記録した。

「まだ優勝を考えられる状態じゃない。今年の課題は最終日」だという。2シーズンぶりとなる通算19勝目が期待される今シーズンは、第3ラウンドの平均スコア70.5に対し、最終ラウンドは71.0。ガッカリして帰路に就く試合が多い。「たまには良いスコアを出さないといけないが、自分の期待も周りの期待も、そこにはない。最終日にアクセルを踏んで、スピードが出るかどうか」

22歳の時松隆光が2位以下に5打差をつけて迎える最終日。5位タイまでの11人のうち、ツアー優勝経験があるのは藤田を除けば薗田峻輔だけだが、47歳のベテランは「(他選手からすれば)いまの自分は脅威でも何でもない。落ちぶれてきているから。『最近は元気ないなあ』というくらいでしょう。自分だったらそう思うな」と苦笑いした。逆転への勝機を見出すとすれば、サンデーフロントナイン。「前半に伸ばせればシフトアップすることができる」と爆発的なスタートダッシュに照準を定めた。(福島県西郷村/桂川洋一)

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