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消化不良の4アンダー 石川遼は後半巻き返して11位発進

国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」が12日(木)、静岡県の太平洋クラブ御殿場コースで開幕。2010年、12年以来3度目の優勝を狙う石川遼は7バーディ、3ボギー「68」で回り、4アンダーの11位タイとまずまずのスタートを切った。

同組でプレーしたバッバ・ワトソンにはまずスコア(9アンダー)から圧倒された。「全体的に思うようにいかなかったかなという感じ。6、7アンダーに届きそうだったけれど…」。軟らかなグリーン上でバーディ合戦が繰り広げられた初日は前半17番(パー3)までに2バーディ、3ボギーと停滞。以降のチャージでなんとか出遅れを免れた。

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巻き返しのきっかけはトラブルから。1Wショットを右の林に曲げた18番(パー5)で、レイアップ後の残り135ydをPWでピンそば1m以内にピタリとつけてバーディ。後半アウトでは6番(パー5)で残り220ydを3Iで2オンさせるなど、4つバーディを奪った。

前年に続き予選で一緒に回るワトソンについて「1Wの飛距離も、精度もかなわない。世界のトップは飛んで曲がらない」と感嘆の声を上げるばかり。「セカンドが入ったり(5番でイーグル)、長いパットが入ったりしたが、それを差し引いても毎日6アンダー、7アンダーでプレーできる余裕を感じた。(1Wショットも)あそこまで飛ぶんだという、皆さんと同じ感覚」。

ただし、弾道をギャラリー目線で客観視できる冷静さがあるのも事実。「飛距離ではない部分で勝負していきたい」と、スコアを伸ばすべきポイントは押さえているつもりだ。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

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2015年 三井住友VISA太平洋マスターズ

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