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強すぎる! パパになった金庚泰がキャリア初のシーズン4勝目

2度目の賞金王への道は視界良好だ。キム・キョンテ(韓国)が茨城県の大利根カントリークラブで行われた「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」を通算9アンダーで制し、日本ツアー今季4勝目を飾った。獲得賞金を早くも1億円の大台に乗せ、ランキング2位の岩田寛に5200万円以上の差をつけた。

後続に2打差をつけて単独首位で迎えた最終日は、1番でバーディパットがカップに蹴られて始まった。全選手の平均スコアは4日間で最も低かった(70.316)が、キム自身が設定したハードルは「1アンダーでもいい。とにかくアンダーパーで回ろう」と決して高くなかった。

2010年のマネーキングは、スイングチェンジを経て今季絶好調。勝ち方を知っている。11番でボギーを叩き、前の組でプレーしていた武藤俊憲に並ばれたことを知ってギョッとしたが、13番(パー3)で3m強のバーディパットを沈めて再び勝ち越した。結局「68」で、ただひとり日々60台を重ね、2位との差は3ストローク。「武藤さん、(池田)勇太と、最近調子のいい選手が上位にいる中で優勝できてうれしい」と、実力と勢いをまたも誇示した。

「韓国でも、日本でも年に3回は勝ったことがあったけれど、4勝以上したのははじめて」。5年ぶりのビッグタイトルに向け猪突猛進。今季日本ツアー出場13試合で4勝、獲得賞金を1億996万円。10年は13試合を終えた段階ではシーズン1勝(最終戦までに3勝)、獲得賞金は約6,902万円だった。

「フジサンケイクラシック」で3勝目を挙げた後、前週までの2週間は韓国ツアーに2試合出場。どちらの大会も練習日は、交際を経て昨年結婚したソンイ夫人、0歳の息子ジェヒュンくんとの時間を作るため、渋滞に悩まされながらも自宅から通勤した。試合中に会場に駆け付けた2人を見ると「初めて味わう気持ちでした」とパパ・プロゴルファーになったことを実感。ちなみに、この日の優勝会見では「そんなシーンに憧れていた?それはないかな。だって、自分は“できちゃった婚”だったから!考える暇はなかった」とぶっちゃけた。もちろん、ぜんぶ日本語で。

「今度は、優勝した時にふたりに来ていてほしい」と芽生えた父としての自覚も大きな力。「まだ(優勝賞金)4000万円の試合が5つも残っている。きょうの1試合ですら簡単には勝てない。一年間頑張らないと賞金王にはなれない」と気に緩みは見られない。シーズン後半戦に死角は、あるだろうか。(茨城県坂東市/桂川洋一)

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