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韓国の次なるブレーク候補最右翼?キム・ドフン

2010年キム・キョンテ、2011年ベ・サンムンと2年連続で韓国人賞金王が誕生している日本男子ツアー。この12年シーズンでも開幕3戦目の「中日クラウンズ」でI.J.ジャンが7年半ぶりとなる勝利を挙げ、前週の「とおとうみ浜松オープン」では、米国籍ではあるが、両親がともに韓国出身のジェイ・チョイがツアー初優勝をマークした。

この旋風は衰えるどころか勢いを増し、ツアーをリード。今年もQT上位通過者に多くの実力者が日本ツアーに戦いの場を求め、ツアーメンバーでは韓国勢は24人に膨らんだが、その中でも「まだ勝てないのが不思議」との声が上がる有望株のひとりが、ツアー参戦3年目のキム・ドフンだ。

大邱(テグ)出身のキムは、2006年のアジア大会でキョンテらとともに金メダルを獲得した韓国代表メンバーのひとり(この活躍で兵役も免除されている)。09年末のQTを通過して本格参戦してきた。2シーズンで優勝こそ無いものの、賞金ランクは10年から11位、18位。昨年はドライビングディスタンス部門で6位に入るロングヒッターだ。千葉県のザ・カントリークラブ・ジャパンで開催中の「ダイヤモンドカップゴルフ」では2日目を終えて通算7アンダー。トップの藤田寛之とは6打差ながら、5位タイで決勝ラウンドに入ることになった。

昨シーズンまで、母国の延世大学に通う学生プロだった。日本ツアーに参戦しながら、学業を両立させ、遠征先のホテルでも夜中までレポートを書いたりと、忙しい日々を送っていた。その努力が実り、今年2月にめでたく入学から4年間で卒業。大学では心理学を専攻し、体の動きとメンタル面との関係性について勉強してきた。それはいま、ゴルファー一本となった現在の生活にも「すごく役に立っています」と言う。

昨年4位に入った同大会では日本語がおぼつかなかったが、それもこの1年で上達。他の韓国人選手同様、日本人のキャディを起用し日常の会話で語学力を磨いている。そもそも、ベ・サンムンも昨年夏に1勝を挙げるまでは「勝てないのが不思議」と言われたもの。その後の、加速度的な活躍は、いまやゴルフファンの誰もが知るところだ。(千葉県木更津市/桂川洋一)

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