歌手デビューもしたジャンボ尾崎さん 池田勇太が恒例行事で演出
◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 初日(27日)◇芥屋GC(福岡)◇7293yd(パー72)◇曇り時々雨
スタートアナウンスで各選手が選んだ入場テーマ曲が流れる大会は、日本ツアーで今のところこの試合しかない。大会を盛り上げる恒例の仕掛けで、池田勇太の選曲は毎年シブい。軽快なポップスやロックなどに紛れて、昭和の名作ドラマ『西部警察』や『必殺仕事人』のテーマソングが場内に響き渡るひとときは他と一線を画す。
池田がことし選んだのが『少年のときめきで』。昨年12月に亡くなった尾崎将司さんが残した歌だ。少年時代から憧れ続け、プロのキャリアも支えてくれた恩人が旅立ってから初めての本大会でチョイスした。ちなみにこちらはジャンボさんの“歌手生活”で4枚目のシングル。池田はまだ3歳だった1989年2月にリリースされた曲を、いまもカラオケレパートリーの“締め”に採用している。
ジャンボさんへの想いを込めた演出。しかし、10番ティで曲を耳にしたベテランはちょっと残念そうに言った。「“音割れ”がひどくてさ。心配はしていたんだけど」。実は大会前から音源探しに汗を流し、テレビ局にも問い合わせてはみたものの、結局見つからず動画共有サイトから引っ張り出すことになったという。
「あの音では厳しいからさ。あしたは曲を変えるよ」と2アンダーのスタート以上にギャラリーサービスに頭をひねる。「でも、あしたの曲は(青木)功さんも喜んでくれるんじゃないかな」と変わらぬはからいを“予告”した。(福岡県糸島市/桂川洋一)