クラブを戻して「整った」 生源寺龍憲が復調気配の7位発進
◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 初日(28日)◇ JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)◇7480yd(パー72)◇曇り(観衆910人)
ゆかりある地で、復調の気配が漂い始めた。生源寺龍憲が7バーディ、1ボギーの「66」で6アンダー7位発進。昨季2勝を挙げて賞金ランキング2位に入った実力者にして、国内ツアーでは今季初めての一桁順位となった。最終9番こそ約1mの下りのパーパットを決めきれなかったものの、パーオン率は83.33%(15/18)とショットが安定。「ストレスなくゴルフができたかな」と、ほっとした表情を浮かべた。
さらなる進化を求めたクラブチェンジが、皮肉にも裏目に出ていた。「スピン量を減らせるし、距離を求めて」と操作性が高くスピン量を抑えられる1Wを今季から投入。しかし、自身の感覚と合わず、アイアンショットを含めてスイング自体にも悪影響を及ぼした。
アジアンツアーでは4月の「インターナショナルシリーズ ジャパン」で7位と奮闘したが、国内ツアーではここまでの出場5試合のうち、唯一決勝に進んだのは昨年覇者として臨んだ「東建ホームメイトカップ」の52位だけ。「クラブの影響でスイングもばらついてしまった」と振り返る。昨季使用していたキャロウェイ「パラダイム Ai スモーク MAX D」に戻したのが今大会から。「思った球を打ちやすい。全体の流れが整った」と、本来のショットを取り戻しつつある。
昨年は米ツアーの予選会に挑戦し、2次で敗退した28歳は、「今年も受けたいと思っている」と再挑戦を明言した。さらに7、8月には、賞金ランク2位の資格で出場権を持つ欧州下部ツアーに参戦する方針という。だからこそ、今大会の上位3人に与えられる7月の「全英オープン」(イングランド・ロイヤルバークデールGC)の出場権は是が非でもつかみ取りたい。ここJFE瀬戸内海GCは、岡山・作陽高校時代に「なんかで勝ったような気がする」という舞台。復活を告げる今季初勝利を挙げて、今度は記憶に残る優勝にしたいところだ。(岡山県笠岡市/中村文香)