「少し疲労はありますが」 大西魁斗は今週“2枚目”のメジャー切符へ照準
◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 事前(27日)◇ JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)◇7480yd(パー72)
風雨の中プレーしたこの日のプロアマ戦で、大西魁斗は元気いっぱいのようすだった。25日に滋賀で「全米オープン」(6月18日~/ニューヨーク州シネコックヒルズGC)の予選会36ホールを戦い、初メジャーの切符をつかんだばかり。「少し疲労はありますけど、全米オープンの出場権を獲れてモチベーションは上がっているんで。早くゴルフしたいなって感じですよ」とさわやかに笑った。
今季は米下部コーンフェリーツアーを主戦場とする27歳。ここまで8試合に出場し、ベストフィニッシュは33位と思うような結果はまだない。現在は日本に戻り、腰を据えてスイング調整を行う最中だ。テーマの一つに掲げるのがテークバック時のポジション。そこを追求する中で36ホール決戦を勝ち抜いたことは、「一つ、前に進めた」と確かなマイルストーンになった。
もちろん、まだ道半ば。「今週のコースは広いので、逆にターゲットを絞るのが難しい。このコースでどういう現象が起こるのか、しっかりと準備していきたい」。プロアマ戦のラウンド中にもトップの位置を何度も確認するなど、細部へのこだわりを見せた。
当然、次なるターゲットは今大会の上位3選手に与えられる「全英オープン」(7月16日~/イングランド・ロイヤルバークデールGC)の出場権となる。23年から米国を転戦してきたが、意外にも欧州でのプレー経験はまだない。「ヨーロッパに行ったことがないので。もちろん全英もテレビでは見ているけれど、全然、想像ができない。だからこそ、行ってみたい」。前年は通算7アンダーの5位と、全英切符にはわずかに2打届かなかった。
「メジャーに出られることは貴重なので頑張っていきたい」。PGAツアー昇格を狙う大西にとって、メジャーはキャリアを大きく前進させる可能性を秘める。全米に続く“2枚目”の切符が懸かる今大会もまた、重要な4日間となる。(岡山県笠岡市/中村文香)