70歳を襲ったハーフターンの上り坂 倉本昌弘「良い思い出。棺桶まで持っていく」
◇国内男子◇関西オープン 2日目(15日)◇茨木CC東C(大阪)◇6734yd(パー70)◇晴れ(観衆1347人)
今季限りでのレギュラーツアー撤退を明言している永久シード選手の倉本昌弘は通算13オーバーで予選落ちを喫した。「暑かった。一日疲れました」と笑顔で振り返った。
60位タイまでのカットラインへ。3オーバー66位から故・杉原輝雄さんのツアー最年長予選通過記録(68歳311日/2006年つるやオープン)更新を目指し、70歳の大ベテランはインからスタート。3ボギー先行後、17番で4mを沈めてバーディを奪取し、踏ん張った。しかし、パーでしのいだ18番後の“道のり”がきつかった。1番ティまで想像以上の上り坂…。アウトスタートだった初日になかった“難所”に「あんなにずっと歩かされるとは思わなかった」と苦笑いを浮かべた。
予期せぬダメージを受けた直後、大きくスコアを落とした。1番のティショットは左に大きく曲がってOBゾーンに消えてトリプルボギー。2番(パー5)は1打目を左ラフに入れ、3打目でグリーン手前まで運んだものの、4打目はまさかの2度打ち…。5打目はグリーン奥にこぼし、6オン1パットでダブルボギーとなった。
「思わぬショットでした。楽しくやらせてもらったし、良い思い出になりました。棺桶まで持っていきます」。同組で回った貞方章男の長男でアマチュアの16歳・貞方俊輝に「いいよな、お前は未来しかなくて」と笑顔でジョーク。ホールアウト時、ギャラリーに盛大な拍手が浴びると「多くのギャラリーについてもらってうれしかった。2日間で少しでも(大会に)貢献できたかな」。脱帽して一礼し、ボランティアと握手をかわした。
これまで出場予定で明かしていたレギュラーツアーは8月「Sansan KBCオーガスタゴルフ」(福岡・芥屋GC)だけだが「またちょっと相談します。まだエントリーしているわけじゃないですし…」という。レジェンドが日本最古のオープン競技を沸かせた2日間を終えた。(大阪府茨木市/玉木充)