2026年 東建ホームメイトカップ

ドライバー飛距離にバーディ率も1位 河本力が自己分析する“ブレークへのラストピース”

2026年 東建ホームメイトカップ 初日 河本力
昨季ドライビングディスタンス&バーディ率1位の河本力は23位発進(C)JGTOimages

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 初日(9日)◇東建多度CC名古屋(三重)◇7090yd(パー71)◇曇り(観衆1955人)

国内開幕戦に石川遼がいない。2023年賞金王の中島啓太、24年賞金ランク2位の平田憲聖もいない。25年賞金王の金子駆大はいるが“スポット参戦”。体調不良で欠場した24年賞金王の金谷拓実も同様だ。PGAツアー(米ツアー)、同下部コーンフェリーツアー、DPワールドツアー(欧州ツアー)へ、国内トップ選手が主戦場を移すのは時代の流れ。一方で国内のフィールドは細る。

「それは感じています。僕も海外でやりたいですから」と河本力は言った。抜けた分の“補充”が急務の国内男子ツアーの中で期待度の高さでは筆頭格だ。昨季のドライビングディスタンスは平均316.30ydで、同ランキングはプロ本格転向1年目の22年から4年連続で1位。ところが、ルーキーイヤーに2勝したものの最近3年は未勝利が続く。不完全燃焼のトンネルが長い。

「周りの期待はわかってますし、毎年それにこたえたいと思っています」という自身の自己分析は「総合力の高い選手になるために、突出しているところと明らかに劣っているところがあります」。突出しているのは、もちろん世界クラスの飛距離。劣っているのはリカバリー率だ。ただし改善の兆しはある。22~24年は58~59%あたりで全体70位台後半だった数値が昨季は61.979%の49位へ。それに比例してバーディ率がキャリアハイの4.592で部門別1位。“最も飛ばす男”にふさわしくなった。

待望のブレークを果たす残るピースは何なのか?「バーディ率が1位になったし、技術面は上がってきてると思うんです。あと自分で一番感じるのは“勝負所で決められるかどうか”です。まだ(ショットもパットも)探り探りの部分があって、決めきれない。要はメンタル的な部分になってくる」という。「全英オープン」(63位)「全米オープン」(予選落ち)と初めてメジャー2大会に出場した昨年、12月の米ツアー予選会では2次に挑んだが、最終ステージ進出に1打及ばなかった。そのわずかな差を埋めたい。

「米ツアーのQTはもちろん今年も受けます」。昨季実績では11月「ダンロップフェニックス」終了時の年間ランク1位は2次をスキップして最終から出場できた。それを目指して「もちろん年間王者も目指したいです」という。

国内開幕戦は2アンダー「69」と23位で滑り出した。「今年は毎試合、毎ショット、同じテンションで打てるようにやっていくつもりです」。国内ツアー活性化のために、何より自分のために、今年こそ勝負と思っている。(三重県桑名市/加藤裕一)

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