フェアウェイキープ率35% 河本力は不満いっぱいでも1打差3位浮上
◇国内男子◇関西オープン 3日目(17日)◇日野ゴルフ倶楽部(滋賀)◇7035yd(パー70)◇晴れ(観衆489人)
フェアウェイキープ率35%(5/14)は、予選通過77人のフィールドで71位タイにとどまる。河本力は「納得のいくショットが打てていない。それがスコアを作れなかった要因。ティショットが曲がっていたのも何かしら原因がある。それも防げた」と厳しい表情を見せた。
パーオン率はトップタイの94.44%(17/18)を記録し、5バーディを奪って「67」のプレー。ただ、唯一スコアを落とした後半10番がティショットを右に曲げて4オン2パットのダブルボギーだった。手放しでは喜べない。
朝から強い雨が降り続き、3時間以上も競技が中断した。スタートが遅れ、いったん気持ちをリセット。「リフレッシュしました。1回スイッチを切らないと疲れちゃう。気持ちもずっとは持たない」。良い時間の使い方をできた自負はあるが、それでもこの日のベストスコアだった佐藤大平の「65」に及ばない。「中断しても、スコアを伸ばせる人は(もっと)伸ばしている。準備の差だと思う」。その2打差を突き詰めた先に2022年「バンテリン東海クラシック」以来の3勝目が待つと信じ、ひたすらゴルフに向き合う。
「やることは変わらない。やれることだけ全力でやるのが目標。優勝したい気持ちはめちゃくちゃある。でも、その中でどれだけ自分と向き合ってやれるか。やれることだけやれるか。優勝したいから果敢に無駄に攻めるんじゃなくて、できることだけやれば。勝てる準備はしてきた」。1打差3位から逆転を誓った。(滋賀県日野町/玉木充)