昨年はハン・ジュンゴンが制した（※写真は2019年マイナビABCチャンピオンシップ）

日本ゴルフツアー機構（JGTO）は28日、11月5日の開幕を予定していた国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップ」（兵庫・ABC GC）の中止を発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響による措置と明らかにした。

主催者の朝日放送との連名リリースで「ギャラリー・選手・ボランティアの皆様の安心・安全確保を最優先に、大会開催について慎重に協議を重ねて参りましたが、新型コロナウイルスの世界的流行が現在も続いている状況を重く受け止め、感染防止に向けた取り組みが大事な時期であり、協議の末、誠に残念ではございますが中止の判断を致しました」と説明した。

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国内男子ツアーは今季開催されたのは1月の開幕戦「SMBCシンガポールオープン」だけ。7月の「ゴルフパートナーPRO―AM」は非公式試合として行われた。15試合が現段階で中止、延期、または非公式開催となっている。

シード選手の約半数を占める外国籍選手の入国制限も障害となっており、シーズン再開は最速で9月の「フジサンケイクラシック」（山梨・富士桜CC）となっている。

またJGTOはこの日、5月からの延期開催を目指していた下部AbemaTVツアー「太平洋クラブチャレンジトーナメント」（埼玉・太平洋C江南コース)について、今年の開催を見合わせ、2021年に開催すると発表した。同ツアーは今季13試合のうち9試合が中止となった。