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ボーダーラインのすぐ下で 塩見好輝は賞金シードへ起死回生の一日

◇国内男子◇カシオワールドオープン 初日(28日)◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知)◇7335yd(パー72)

今週の“主役のひとり”が土俵際の粘りを見せた。来季の賞金シード選手は今大会終了後に決まる。ランキング上位65位をボーダーラインにする最後の争いに、同66位で入った塩見好輝が「69」をマークした。出だし3連続ボギーのピンチから、バックナインで1イーグルを含め6つスコアを伸ばすカムバック。3アンダーの14位タイで滑り出した。

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塩見にとって今大会の予選落ちは、そのまま次週開催の“最終予選会(QT)行き”を示す。65位の市原弘大との金額差は1万6875円とわずかでも、賞金加算が無ければ無条件で来季の出場権獲得はお預けだ。午前8時のトップスタートは降りしきる雨も冷たく極寒だった。「震えながらやっていた」と、1番の3パットからいきなり3連続ボギーが先行した。

「落ちちゃう…これ、(予選を)落ちちゃうって」。焦りを募らせながらパーを並べ、後半インの入り口10番(パー5)で起死回生のイーグルを奪った。第3打は37ydのアプローチ。奥の段に立つピンに対し、「58度では(手前で)止まってしまう」とロフト52度のウェッジで転がしてカップに沈めた。12番からはショットをピンにからめて3連続バーディとし、鮮やかな挽回をみせた。

10月の「日本オープン」で悲劇の中心にいた。2位に4打差の首位で迎えた終盤5ホールで9オーバーの大失速。「すごく良い経験だったとは思うんですけど、悔しいのが勝っている試合。何回思い返しても『あそこでこうすればよかった』と、タラレバしか出てこない」。1打でも少なく上がれていれば、シードの行方を左右する今週の状況ももちろん違った。

終わったことを悔やんでばかりもいられない。29歳は「どちらかと言えば、自信になりました」と視線を前に向けた。まずは決勝ラウンド進出がノルマ。「最終日のこと? まだ考えられない。とりあえずあした…あんまり風、吹かないで! って思いながら(笑)。きょう練習していきます」と雑念を振り払った。(高知県芸西村/桂川洋一)

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