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石川遼、雨空も吹き飛ばす笑顔の暫定7位タイ発進!

2008年の開幕戦「東建ホームメイトカップ」でツアープロデビューを果たした石川遼は、1日を通して厚い雲が覆った雨空とは対照的に、晴れやかな表情で記者会見を迎えた。

あと3ホールを残して日没サスペンデッドとなったが、消化した15ホールまでで4バーディ2ボギー。首位と1打差の暫定7位タイの結果に、「しっかり凌いで、チャンスを作って、ゴルフらしいゴルフができました。このオフでやったことが開幕戦で出るとは思わなかったので、気持ち良いですね」と、自然と声も弾んだ。

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10番ティからスタートした石川は、開幕戦一発目のティショットをフェアウェイの真ん中へ運ぶ。この日、11回ティショットを放ち、フェアウェイを捕らえたのは5回。外す時でも左右へのブレは少なく、まったく不安要素を感じさせない安定ぶりを披露した。「10番ホールから(中断となった)6番ホールまで、同じルーティンと切り返しが出来ていました。取り組むべきことが、しっかりと取り組めましたね」と、去年から掲げていた“最初から最後まで同じスイングをキープする”課題をクリアし、好結果に表れたようだ。

また、自身も「ビックリ」と振り返っていたのがパッティング。オフに、様々なラインから3、4メートルのパットを集中的に練習した。12番では5メートル、15番では6メートルを沈めるなど、「こういうのも入れられるようになっちゃったの?と、信じられない気持ちでした。自信を持って構えることができていますし、特に狙ったところに打てていることが大きな進歩」と胸を張った。

7番からの残り3ホールは、明日の午前6時50分からプレーを再開する。「今日の続きのつもりで。今日の最後のティショットのようなスイングが、朝一からできれば良いですね」。開幕戦初日の緊張感から開放された石川が、明日以降、さらに勢いを加速させることができるか。

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