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本当はあったのに…。石川遼、無念の紛失球

「マンシングウェアオープンKSBカップ」初日の石川遼は、1番のダブルボギーから立ち直れず、通算6オーバーと出遅れたが、その1番で紛失球とされた球が、数分後にインバウンズで発見されていたことが石川のホールアウト後に判明した。

詳しい状況は次の通り。1番でティショットを放った石川の球は、右のOB方向へ飛んでいった。ティショットの落下地点には、左右一名ずつボランティアのフォアキャディが待機していたが、ボールを見失った為に暫定球を要求する青旗を振った。

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それを見て暫定球を打った石川。その後、最初の球の落下地点と思われる付近を、石川を含む5名ほどで捜索したが見つからず、2分程探したところで、石川が「無いようなので、暫定球を打ちます」と宣言。4打目をプレーした。

ギャラリーからの指摘があったという情報もあるが、その後フォアキャディが続けて付近を捜索したところ、最初に探していた地点から15ヤード程前方のラフで、石川の球を発見。その時、石川は既に4打目をプレーしていたが、まだ1番をプレー中だった。しかし、球が発見されたことは、選手には伝えられなかったという。

1打目の球がインバウンズで見つかったにせよ、既に暫定球をプレーしてしまっているので、最初の球を採用することは出来ず、石川のスコアに影響はない。しかし、ルールでは球の捜索には5分を掛けることが許されているだけに、もう少し時間を掛けて探していれば、ダブルボギーにはならず、この日一日の流れも全く違ったものになっていたのかも知れない。

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