英国のボリス・ジョンソン首相は都市封鎖措置の緩和策を明らかにした(Photo by No 10 Downing Street via Getty Images)

英国政府は新型コロナウイルス感染拡大の影響で休業していたゴルフ場について、今月13日（水）からの営業再開を全面的に認める。ジョンソン首相が10日、ビデオ演説で明らかにした都市封鎖措置の段階的な緩和策に伴うもの。

1カ月半におよぶ都市封鎖、外出規制からの緩和計画の第一段階として、1日1回とされていた屋外での運動を無制限にした。ゴルフ場、テニスコートの再開に加え、ウォータースポーツや釣りなどのレジャーも認める。ソーシャルディスタンスの厳守を掲げ、ゴルフではひとり、もしくは同居する家族らとのプレーを許可した。

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一方、英国をほかに形成するウェールズ、スコットランド、北アイルランドについては再開時期に関する発表はない。ウェールズのゴルフ団体は同日、「現段階ではまだ閉鎖を続けなくてはならない」と声明を発表。「政府が安全と判断した際に責任を持ってプレーできるよう協力しなくてはいけない」と引き続き警戒を呼びかけた。ゴルフの聖地、スコットランドのセントアンドリュースは3月末から営業を停止している。

英国での感染者は10日までに21万人以上にのぼり、米国、スペイン、イタリアに次いで4番目に多い。死者数は米国に次ぐ2番目となっている。