ドイツを代表するプロゴルファーのマルティン・カイマーは冷静な行動を呼びかけた

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、先週末は世界の主要ツアーが軒並みトーナメント開催を見送った。感染者が急増している欧州では、プロゴルフツアーの中断だけでなく、8940あるゴルフコースのうち少なくとも4121のコースが営業を停止しているという。スコットランドの専門誌バンカード（電子版）が報じた。

特にドイツでは、国内1050の全コースがクローズ。外出禁止令を発令した自治体もある中、同国のゴルフ協会は「3月18日から全国のゴルフ場でプレーを禁止する」と声明を出した。政府の発表によると、ドイツでは22日時点で1万6662人が感染。中国、イタリア、スペイン、イランに次いで5番目に多い数字となっている。

メジャー2勝を挙げるなどドイツを代表するプレーヤー、マルティン・カイマーはSNSで「世界中の誰もが困難に直面している。日々当たり前と思っている物事に感謝しよう。愛と思いやりを示すチャンスだと思うんだ。お互いに助け合おう。家にとどまり、冷静に、健康に過ごそう。僕たちは乗り越えられる」と呼びかけた。