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2018年 オメガ・ヨーロピアン・マスターズ
期間:09/06〜09/09 場所:クランスシュルシエレGC(スイス)

M.フィッツパトリックらスイスで注目の3人

今週は「オメガ・ヨーロピアン・マスターズ」のため、ヨーロピアンツアーはデンマークからスイスへと移動する。同大会は1939年以来、スイスアルプスに囲まれたクランスシュルシエレGCにて開催されており、ヨーロピアンツアー発足の1972年から毎年同じコースで開催されている5大会のうちのひとつである。

海抜1500mにあるため、選手たちはパー70、6848ydのコースを攻略する上で、標高差への調整を求められることになる。コースの平均ストロークは70.11であり、木々に囲まれたフェアウェイは、フェアウェイヒットが必須であることを意味する。近年は1990年代にヨーロピアンツアーの偉人である故セベ・バレステロスにより改修がおこなわれたこのコースにて、マシュー・フィッツパトリックアレックス・ノレン、そしてダニー・ウィレットらがトロフィーを掲げてきた。

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様々な数字を精査した結果、我々データの達人は次の3人を注目選手に挙げた。

本命: マシュー・フィッツパトリック
「オメガヨーロピアンマスターズ」を迎えるにあたり、マシュー・フィッツパトリックを優勝候補に挙げないわけにはいかない。イングランドのフィッツパトリックは、過去この大会に4回出場し、昨年の優勝を含む3度のトップ7入りを果たしている。2015年にアレックス・ノレンに続く2位に入ると、2016年は7位に入り、昨年はプレーオフで豪州のスコット・ヘンドを下してヨーロピアンツアー4勝目を挙げた。彼の平均ストローク「67.29」が頭抜けた記録となっていることは、フィッツパトリックがこのコースを得意にしていることを証明しており、彼は過去3年にわたり、直近の調子に関係なくこの大会で好成績を残している。

とは言え、24歳のフィッツパトリックはシルケボーで開催された先週の「メイド・イン・デンマーク」では、7位タイと好成績を残している。先週、フィッツパトリックはフィールドで1位のパーオン率(87.5%)を記録しており、この木曜からも同様のプレーをするべく気力を充実させている。彼は近年、このコースでのフェアウェイキープ率こそ振るわないものの、2008年以降はパーオン率、パーオン時の平均パット数、バーディ以上の確率、そしてボギー回避率でトップ10に入っている。ヨーロピアンツアー4勝の彼は、今年もこのコースで優勝争いを演じることだろう。

対抗: ミゲル・アンヘル・ヒメネス
驚異的なミゲル・アンヘル・ヒメネスは衰えを知らない。7月のセントアンドリュースでの「全英シニアオープン」制覇に満足しない54歳は、今季ヨーロピアンツアーの4大会に出場し、その全ての大会でトップ19入りを果たしている。その全16ラウンドのうち、スペインのベテランは9ラウンドで70切りを達成しており、特筆すべき見事なパフォーマンスを見せた「イタリアオープン」では、「63」をマークして14位タイに入った。

その上、ヒメネスはこの大会で抜きん出た成績を収めている。彼はこれまでこの大会に28回出場し、2010年に優勝したほか、それ以外でトップ10入りを10度記録している。昨季、彼はこの山々に囲まれた大会初日に「64」をマークし、この大会に初めて出場した1989年には生まれてすらいなかった選手たちとも十分に戦えることを証明した。2008年から6年連続トップ11入りを果たし、年齢はハンディキャップではないことも証明した“エル・メカニコ”ほど、このコースを知りつくしている選手はいない。グリーンを外したとしても、2008年以降、ヒメネスはスクランブル率で2位(69%)に入っている。経験と好調が良い形で合わさることになれば、今週はヒメネスにとって特別な1週間となるかもしれない。

穴: アーロン・ライ
2017年のチャレンジツアーで3勝を挙げてヨーロピアンツアーに昇格したアーロン・ライは、ツアーでの居心地を楽しんでいるようだ。3月以降、何度か目を引く活躍を見せてきたライは、「BMWインターナショナルオープン」で5位、そして「スコットランドオープン」で9位に入り、「レース・トゥ・ドバイ」ランキングを上昇させてきた。直近の2大会でいずれもトップ24入りしているライは、好調のままスイスへと乗り込む。

今季、ティショットが素晴らしくフェアウェイキープ率を73.1%として同スタッツで12位にランクイン。イングランドのライは、パーオン率も73%としており、クランスシュルシエレGCではアドバンテージを握っている。これまで一度もプレーしたことがないコースでの大会とは言え、好調ぶりとフェアウェイとグリーンを捉える傾向を鑑みると、山々を背に勇躍する可能性が高い。

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