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自分の流儀で2014年のスタートを切ったウーストハイゼン

2014/01/13 08:46

ダーバンでのボルボ・ゴルフ・チャンピオンズのタイトル防衛に成功したウーストハイゼンは、これで4年連続して母国での勝利で年明けを飾ることとなった。

南アフリカのウーストハイゼンは残り2ホールの段階では同胞のブランデン・グレースに1打遅れをとっていたのだが、その残り2ホールを連続バーディで上がり、最終日を「68」でラウンドして通算12アンダーまでスコアを伸ばし、1打差でグレースを振り切って優勝した。

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これで、この大会を含め過去にダーバン・カントリークラブで開催されたヨーロピアンツアーの7大会は全て地元南アフリカ勢が制覇。一方で、南アフリカで開催されたここ11大会でも、8大会で南アフリカ勢が優勝ということになった。

また、2日連続して16番ホールで躓きながらも、完璧なフィニッシュで優勝を掴み取ったウーストハイゼンは、前述の通り、4年連続で年明けを勝利でスタートする格好となった。

土曜日に16番ホールで7打のトリプルボギーを叩いた31歳のウーストハイゼンは、日曜も同じホールをボギーしたことにより、上がり3ホール中2ホールでバーディを奪い、最終日を「68」でラウンドして暫定首位に立ったグレースを1打差で追う展開となった。

しかし、テレビ中継を見守るグレースを尻目に、ウーストハイゼンは17番でピンそば2フィートにつける見事なアプローチを見せバーディを奪うと、続く短いパー4の18番でも同様の距離につける素晴らしいチップショットを披露し、優勝賞金?507,654を勝ち取ることに成功した。

「16番では、あのティショットからすると、あと僅かでチップインして素晴らしいパーセーブであのホールを切り抜けられるというところまで行った。ただ、17番でグレースが最終ホールをバーディとしたことを知ったから、優勝を狙う上であの2打目が極めて重要になることは分かっていたし、実際に本当に近くに寄せることができた」とウーストハイゼンは語った。

「そして18番だ。皆は簡単にバーディが獲れると思っているけれど、あそこのグリーン回りは決して簡単ではないんだ。ただ、(ティショットが)ラッキーにもアプローチしやすいところまで飛んでくれたので、近くへ寄せることができたんだ」。

「ラウンドを通して緊張する状態が続いたけれど、力強いフィニッシュができたし、しっかりとラウンドを終わらせて優勝することができたからハッピーだよ。素敵な一年のスタートとなったし、これは自信をつけるという観点からも素晴らしいね」。

「怪我の影響で昨年は余り良いプレーができなかったから、ここから調子を上げて行って、もっと良い一年にできれば、というところだね」。

2010年はセントアンドリュースで開催された「全英オープン」を制し、2012年の「マスターズ」ではプレーオフの末バッバ・ワトソンに敗れたウーストハイゼンだったが、昨年は、「全米オープン」は初日のラウンド終了時点で棄権、ミュアフィールドでの「全英」では8ホールを終えた時点で棄権、そして「全米プロ」へは出場そのものが叶わないなど、様々な故障の問題に悩まされた。

「背中の治療に取り組んでもう3週間になる」とウーストハイゼン。「まだ100パーセントの状態ではないんだ。幸いにも、ここではあまりドライバーを使う機会がなかったけれど、オーガスタではドライバーが必要になるからね」。

2012年にこの大会を制しているグレースは、テレビでウーストハイゼンの終盤のプレーを見るのは居心地が悪かったことを認め、「あれを見ているのは実に辛かったね。だけど、週の終わりの勝者は真のチャンピオンとなるわけで、彼は良いプレーをしたし、それに相応しいと思うよ」と語った。

「僕も今日は素晴らしいゴルフができたと思う。何度か好機を逸したのは不運だったけれど、もし予め一年の最初の大会を2位で始められると分かっていたら、まあ、それを受け入れただろうね。これで正しい方向へと邁進することができるから、僕は燃えてきたよ」

1打差の首位で最終日を迎えたイングランドのトミー・フリートウッドは、2番で奪ったバーディやライバルたちのミスもあって、一時はそのリードを3打まで広げた。

しかしながら、5番からの5ホールで3つボギーを叩いたことにより2度目のヨーロピアンツアー制覇を逃す代償を支払ったフリートウッドは最終日を「72」でラウンドし、オランダのジュースト・ルイテンと並んで3位タイで大会を終えることとなった。5位タイには通算9アンダーで大会を終えたパドレイグ・ハリントン(アイルランド)、そしてラファエル・ジャクリンとビクター・デュビッソンのフランスコンビが入っている。

「今日はティショットが今週一番の出来だったのですが、残念なことにその他のゲーム運びにはがっかりさせられました」と22歳のフリートウッドは述べた。

「2番ホールで長いバーディパットを決めた後はパターが冴えを失いました。こうなるはずじゃなかったのですが」。

「このように大きな大会で最終日を首位で迎えられるのはいつだって最高ですよ。仮に今日4アンダーでスタートし、66で上がっていたとしても同じスコアだったわけですが、それではこの大会で学んだことの半分も習得できていなかったわけですから」。

「ポジティブな面に目を向けなくてはいけません。今年最初の大会で3位に入ったわけですし、全体的にはとても良い一週間でしたよ」。

3度メジャーを制した経験を持つハリントンは、驚くべきことに2008年に「全米プロ」を制して以来、勝利の美酒を味わっていない。しかし、最終日を「67」でラウンドしたハリントンは言う。

「終盤へ入り優勝のチャンスがあったのには良い心持ちがした。今は、自分のショットには満足しているのだけれど、自分のパットにはひどく困惑しているんだ」。

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