シード選手が相次いで姿を消す中、ローリーとマクドウェルが3回戦進出
マッチプレー巧者のI.ポールター
初戦で世界第1位のマキロイを撃破したローリーは、カール・ペターソンに対し6&5で勝利。パドレイグ・ハリントンを下して2回戦へ勝ち上がったマクドウェルは、20ホールに及んだ勝負の末、スウェーデン出身のアレクサンダー・ノレンを破った。
マクドウェルは残り1ホールで1ダウンだったが、18番の素晴らしいアプローチでピンそば4フィートにつけ、ポイントを奪うと、延長2ホール目のパー5で、対戦相手が砂漠へ打ち込んだのを尻目にバーディを奪い、勝利を収めた。
喜びに沸くローリーは「ロリー(マキロイ)にはかろうじて勝ったけれど、今日はアイアンショットが見違えるほど良くなった。ゲームを通じてプレッシャーをかけ続けることができた」と語った。「毎週マッチプレイだったら良かったんだけどね、直接対決を楽しめるから」
先週、長い冬休みから戻ってきたばかりのドナルドは、初戦では上がり2ホールのバーディでドイツのマルセル・シームに勝利したが、2回戦ではいきなりダブルボギーの6打を叩いてしまい、対戦相手のピアシーに勢いを与えてしまった。前半を終えた時点で、まさか自身が6ダウンになるとは予想していなかっただろう。そして、12番でピアシーがバーディを決めたことにより、早々に勝負が決した。
昨年9月のシカゴで無敗のヒーローとしてヨーロッパのマッチプレイゲーム戴冠に貢献し、その名を大西洋の両側に轟かせたポールターは、6週間の故障開けを感じさせないプレーを披露した。
「いい感じだよ。休みを長くとることは常にリスクがあることだが、それがいい結果に繋がっているよ」と彼は言う。「休み中はたくさん練習したし、幾つか新しいアイアンも手にしたし、これ以上にフレッシュでフィットしていると感じたことはないくらい調子は良いよ」、「今日は馬鹿げたミスを犯さなかったし、このように7バーディで回れたら、そうそう負けないだろうね」
ライダーカップでアメリカ代表選手のマット・クーチャーは3回戦でコルサートと対戦する。
この日一番のパフォーマンスを披露したスペインのゴンサロ・フェルナンデスカスタノは、ウッズを倒したチャールズ・ハウエルIIIに6&5で勝利し、ベスト16で全米オープンチャンピオンのウェブ・シンプソンと対戦する。
ドイツ出身マーティン・カイマーはスペイン出身ラファエル・カブレラベローを破り、前回優勝のハンター・メイハンに挑戦。スウェーデンのフレドリック・ヤコブソンはロバート・ガリガスと対戦する。これで、3回戦全8戦のうち7戦にヨーロッパ勢が勝ち進むこととなった。