シード選手が相次いで姿を消す中、ローリーとマクドウェルが3回戦進出
2年前の王者、L.ドナルドが2回戦で姿を消す
全米オープン優勝経験者のグレーム・マクドウェル(北アイルランド)は、波乱が続くアリゾナの「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」で、ロリー・マキロイを破ったシェーン・ローリー(アイルランド)と対戦することになり、ベスト16でアイルランド勢対決が実現することとなった。
2回戦で敗れたルーク・ドナルドもまた、大物食いが続出する今年初めてのWGCの餌食となった。
マキロイとウッズの世界ランキングトップ2が初戦で姿を消すと、2回戦では今大会第3シードであり2011年大会覇者のドナルドもスコット・ピアシーに7&6で敗れたのである。
また、ジャスティン・ローズとルイ・ウーストハイゼンも敗れ去った今、ベスト16へ進んだ中では、ライダーカップのチームメイトであるジム・フューリックを延長4ホールの末に退けた第8シードのバッバ・ワトソンが最もランキングの高い出場者となった。
同じく、現在残っているのは、2010年優勝のイアン・ポールター、フィル・ミケルソンとブラント・スネデカーの欠場により大会へ参加しマキロイを破ったローリー、そしてマクドウェルである。
2人のアイルランド人と、ポールターと南アフリカのティム・クラークとは、それぞれ大会序盤の雪による遅延のため2ラウンド行われることになった土曜日の、始めのラウンドである3回戦で対戦する。
世界ランク37位で地元アメリカ出身のピアシーは、5番ホールでセカンドショットの4番アイアンをカップに入れてイーグルとし、通算30の6アンダーで前半を折り返した。「スコットは非常によかったが、私はごく普通のプレーだった」とドナルド。「このコースでは良いドライバーショットが求められる。しかし、今日は思うようにドライバーが打てず、スコットにプレッシャーを与えることが出来なかった」、「でも彼は、12ホールで7アンダーだったからとても安定していたね」、「グリーンではチャンスはいくつかあったが、どういうわけかパットが全然決まらなかったから、もう家に帰るしかないね」
ピアシーと同じくらい印象的なプレーを展開した3年前の優勝者ポールターは、ボー・バン・ベルトに対して、3&1で勝利しベスト16へ駒を進めた。一方、第5シードのローズは4&2でライダーカップチームメイトのニコラス・コルサートに敗れた。