マスターズ前週の50位以内が決定 石川遼は114位/男子世界ランキング

2013/04/02 07:34

◎ワールドランキング(2013年度 第13週)

米国男子ツアー「シェル・ヒューストンオープン」でD.A.ポインツが優勝を飾り、PGAツアー競技、年間優勝者の枠で「マスターズ」の出場権を獲得した。ポインツは今シーズン7試合で予選落ちを喫していたが、世界ランクは195位から70位と大幅に順位を上げることに成功している。

前週タイガー・ウッズに抜かれて世界ランク2位になったロリー・マキロイ(北アイルランド)は45位で競技を終了。今週サンアントニオで行われる「バレロテキサスオープン」に急遽エントリー、マスターズへの前哨戦として戦う。

日本勢はマスターズに出場する藤田寛之が前週比2ランクダウンの53位。石川遼は今シーズン9試合中6試合目の予選落ちとなってしまい世界ランクは10ランクダウンの114位と後退した。石川は予選を通過した3試合も61位、39位、65位に終わっており、2013年シーズンは世界ランクポイントを獲得していない。

東南アジア、ジャカルタ開催の国内男子ツアーとワンアジアの共同主管競技「インドネシア PGA選手権」では優勝者に12点、11位タイの14人の選手までに世界ランクポイントが用意されていた。2位タイの横尾要は前週568位から455位にランクアップ。5位タイだった武藤俊憲は3ランクアップの125位となっている。

注目が集まったマスターズ出場への世界ランク50位以内の争いは熾烈だった。 モロッコ開催の欧州ツアー「ハッサンIIトロフィー」で優勝したドイツのマルセル・シームが世界ランクポイント24点を獲得して前週の72位から49位に上がりマスターズ出場かと思われた。しかしヒューストンオープンでラッセル・ヘンリーヘンリック・ステンソン(スウェーデン)がポイントを獲得し、ジームは51位に転落。今週、推薦を受けたの「バレロテキサスオープン」で、最後のチャンスにかける。

今週の世界ランク50位以内で出場を決めたのは世界ランク42位に浮上したステンソン、47位のフレドリック・ヤコブソン(スウェーデン)、そして49位のリチャード・スターン(南アフリカ)。8年連続出場を狙っていたジェフ・オギルビー(オーストラリア)はヒューストンで予選落ち、世界ランク55位で出場ならず。 またオーガスタ出身のチャールズ・ハウエルIIIは年明けから好調なゴルフを展開していたが、世界ランクは54位で届かず。

オギルビーやハウエルはエントリーしていないが今週テキサスオープンで優勝した選手にはマスターズに出場できる最後の1枠が用意されている。

選手名/先週の試合結果/世界ランキング(前週比)
1位/タイガー・ウッズ(アメリカ)/オープンウィーク 出場せず/変動なし
2位/ロリー・マキロイ(北アイルランド)/シェル・ヒューストンオープン 45位/変動なし
3位/ジャスティン・ローズ(イングランド)/オープンウィーク 出場せず/変動なし
4位/ルーク・ドナルド(イングランド)/オープンウィーク 出場せず/変動なし
5位/ブラント・スネデカー(アメリカ)/シェル・ヒューストンオープン 予選落ち/変動なし
6位/ルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)/シェル・ヒューストンオープン 10位/変動なし
7位/アダム・スコット(オーストラリア)/オープンウィーク 出場せず/変動なし
8位/スティーブ・ストリッカー(アメリカ)/シェル・ヒューストンオープン 38位/変動なし
9位/マット・クーチャー(アメリカ)/オープンウィーク 出場せず/変動なし
10位/フィル・ミケルソン(アメリカ)/シェル・ヒューストンオープン 16位/1ランクアップ

★ 主な日本人選手は以下の通り

選手名/先週の試合結果/世界ランキング
藤田寛之/オープンウィーク 出場せず/53位(2ランクダウン)
谷口徹/オープンウィーク 出場せず/113位(8ランクダウン)
石川遼/シェル・ヒューストンオープン予選落ち/114位(10ランクダウン)
武藤俊憲/インドネシア PGA選手権 5位/125位(3ランクアップ)
池田勇太/インドネシア PGA選手権7位/136位(1ランクアップ)
小田孔明/インドネシア PGA選手権 予選落ち/140位(5ランクダウン)
藤本佳則/インドネシア PGA 選手権18位/147位(4ランクダウン)
松山英樹(アマチュア)/オープンウィーク 出場せず/159位(3ランクダウン)
久保谷健一/アジアンツアー:チェンマイ ゴルフクラシック 予選落ち /168位(6ランクダウン)