ポルトガルのアロエイラゴルフクラブで行われた欧州女子ツアー（エビアンツアー）「レディースオープン・オブ・コスタアズール」（5月25,26日）において、日本の高梨カンナが優勝した。トータルスコアは139で5アンダー。優勝賞金は10,500ユーロ（約120万円）。高梨にとってツアー初勝利となった。

最終日は強風下でのプレーとなったが、7バーディ、1ボギー、2ダブルボギーの70でまとめ、2位のジュリー・フォーブスを1打差で振り切った。最終ホールでバーディを決めて優勝という堂々としたものだった。

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日本でのツアー出場資格を持たない高梨は、米国女子2部ツアーのフューチャーズツアーなど世界を舞台に戦ってきた。そして、昨年10月、条件付きながら欧州女子ツアー出場権を獲得。今週はカナダのテレビ局がドキュメンタリー番組で高梨につきっきりの取材をしていたところでのタイムリーな優勝となった。

「キャディが良かった。グリーンの読みが全て当たっていたので信じてプレーした。プレー前は、鳥肌も立って振るえがとまらなかった。日本でも取材攻勢にあったことなかったから緊張しちゃって...。最後のパットは『プレーオフで勝てばいい』って思っていたけど、入っちゃった」