アリゾナ大に進学予定の17歳 ニュージーランド在住の片野貫一朗は「慣れている」地の利も武器に
◇アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 事前(27日)◇テ・アライリンクス サウスC(ニュージーランド)◇6842yd(パー71)
7人の日本勢が出場する本大会で、最もアドバンテージがあるのは「今はオークランドにある高校に通っています」と話す片野貫一朗かもしれない。
中学3年から練習環境を求めて海を渡ることを決めた17歳は、「もともとアメリカの大学に行きたくて」と英語も学べながらゴルフができる環境を探していた。知人や両親と相談し、費用も比較的少なく行けるニュージーランドを留学先に選んだ。「アメリカの大学に行ってからPGAツアーみたいなのが1番の目指しているルート。そのために来ました」と将来を見据えた決断だった。
UAEで行われた前回大会は初出場ながら人生初のホールインワンを決めるなど、14位と上々の結果で終えた。そのうえ「今年(ニュージーランドで)やるって聞いて、去年からすごいワクワクしていた。こっちの冬、7月あたりから試合を意識して練習してきた」と待ち望んでいた大会に出場できるのが、うれしくて仕方ない。
「ニュージーランドはいつも風が強いので、低くコントロールするショットとか、(家の近くの)ホームコースは木が多いので球を曲げるショットが勝手に身についていった」と誰よりも知る地の利を生かして戦うつもりだ。
ことし4月には気候の近いオーストラリアで行われたジュニア大会で優勝するなど留学から結果も着実についてきている。なにより、ジム・フューリック(米国)やアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)らを輩出した名門・アリゾナ大からオファーがかかったことが一番のサプライズだった。「まだサインはしてないんですけど、もうほんとにうれしくて」。2028年の入学を予定している。
成長を実感する中で迎える“ホーム”での戦い。目指すのは、もちろん優勝だ。「リンクスコースはあまり回らないけど、天候や気候、地面の硬さとかには慣れている。そこは自信がある」。アドバンテージを最大限生かして勝利を目指す。(ニュージーランド・オークランド/安平賢太郎)