2013年 ISPS HANDA CUP 五月晴れのシニアマスターズ

井戸木は5位タイでフィニッシュ B.ルアンキットがツアー初勝利

2013/06/01 19:03
プレーオフを制し、日本シニアツアー初勝利を手にしたB.ルアンキット ※画像提供:日本プロゴルフ協会

◇国内シニア◇ISPS HANDA CUP 五月晴れのシニアマスターズ 最終日◇九州ゴルフ倶楽部・八幡コース(福岡県)◇6,935ヤード(パー72)

朝から降り続いた雨の影響で、出場各選手がスコアメイクに苦しんだ最終日。トップと4打差、13位タイからスタートしたブーンチュ・ルアンキット(タイ)がプレーオフを制してツアー初優勝を飾った。

ルアンキットは2ストローク伸ばす「70」でホールアウトすると、通算3アンダーで真板潔と並び、勝負はプレーオフへと持ち越された。18番ホールで行われたプレーオフ1ホール目、ルアンキットが3メートルのバーディパットを沈めて激戦に終止符を打った。通算2アンダーの3位タイには奥田靖己、伊東正巳が続いた。

先週の米国シニアメジャー「全米プロシニア選手権」を制した井戸木鴻樹は首位と1打差、2位タイで最終日を迎えたが、米国からの帰国便遅延で、到着早々会場入りを余儀なくされるなどのハードスケジュールで疲労も現れたのか。出だしの3パットでボギーとするなど、優勝争いの波に乗ることができず、3オーバー「75」でホールアウトし、通算1アンダーの5位タイでフィニッシュした。

ブーンチュ・ルアンキット

「日本のシニアツアーで優勝できてとても嬉しい。2度目のプレーオフでの優勝だけに嬉しさも大きいね。このコースはフェアウェイ、ラフともにアンジュレーションがきついしグリーンも細かいスロープがたくさんあって読みにくい難しいコースだから、今日の勝因はフェアウェイを多くキープして、パーオン率を高めることができたことだね。風がなくて、雨でグリーンのスピードが遅くなったことも大きな要因だったと思う。この優勝をきっかけに、この調子をキープしていきたいです」

序盤につまずき、優勝に2ストローク届かずの5位で終えた井戸木鴻樹 ※画像提供:日本プロゴルフ協会

井戸木鴻樹

「連続3パットの発進でパターがややこしくなっちゃって、流れを悪くしちゃったね。時差ボケは治ったけど、ボケてる方が良かったのかも。それに気が弱いんで、プレッシャーに押しつぶされちゃったかな。優勝に届かないと思って、少し気持ちが薄れかけたけど、最後まで精一杯やろうと思ってプレーしました。疲れてはいるけど、何もしないと体が固まっちゃうので、動かしながら休める状態を作ろうと思ってます」

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